中国ってどんな所?
中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中のはなオンマさんさんが住んでいる視点で驚きの中国を紹介します。

早すぎる!中国の列車

2013/03/10

中国は言うまでもなくものすごく大きいです。私はその壮大さに魅了され、学生時代に中国語の勉強を始め、大学の夏休みには1ヶ月半かけて中国大陸を旅行したことがあります。

貧乏旅行だったので、移動はもっぱら列車でしました。新疆から北京に移動した時には確か、2泊3日の列車の移動だったと記憶しています。

お世辞にも清潔とは言えない列車の旅も数多く経験しましたが、列車の中で中国人に混じってカップラーメンを食べたり、色んな中国人とおしゃべりして友達になったり、親切にしてもらった思い出がいっぱいです。

席がなくて寝台が取れなかった時には、「硬座」と言って、一番安い席に座って移動したこともあります。「硬座」は文字通り、硬いいすが座席です。対面で4人ずつ座れる席だったのですが、前の座席との幅も狭いし、背もたれもほぼ直角でつらかったのを覚えています。一番安い席なので生きているニワトリを袋に入れて乗っている人なんかもいて、本当に面食らいましたが今では笑って話せるいい思い出です。

大変ですがめったに日本では味わえないような面白い事が満載の中国の列車ですが、中国では今、高速列車の建設がものすごいスピードで進んでいるようです。2012年の年末には北京と南部の経済の中心である広州を結ぶ中国最長の高速鉄道路線が開通されるそうです。その距離はなんと2294km。この鉄道は北京―広州間を最速9時間で走るそうです。以前、深センに住んでいた時に北京旅行で列車を利用したときには広州から北京までちょうど24時間かかったので、15時間も短縮されることになります。

最高速度は350kmだそうですが、少し前の大規模な高速鉄道の事故も記憶に新しいのであまり飛ばしすぎも心配です。 料金も飛行機の半分くらいだそうで、飛行機だと3時間の距離なのですが、飛行機は機内で自由がきかないので、子連れの場合は意外と列車の方が快適に移動できるかもしれないな、と期待する半面、時間をかけて移動する列車の旅の方が味があっていいのになという気持ちが入り混じって少し複雑な心境です。

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ライタープロフィール

はなオンマさん/女性/年齢:30代/中国北京在住/中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中。もはや自分が何人か分からなくなってきている今日この頃。楽しくなれる記事を書いていきたいです。