中国ってどんな所?
中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中のはなオンマさんさんが住んでいる視点で驚きの中国を紹介します。

人気が落ちる日本と人気が伸びる韓国

2013/09/23

私が初めて語学留学のために中国の地を踏んだ1999年は、中国経済がまだまだ発展する前で、「これからは中国の時代」と言われていた時期でした。ある日本人の大学教授は、当時の中国の町並みを見て「30年前の日本によく似ている」と言っていたのが今でも印象に残っています。中国人はまだまだ貧しくて、反日感情はないわけではなかったのだと思いますが、そんなことよりも自分たちより裕福な日本人をどこか羨ましく思っていて、自分たちもそれに追いつこうとしている雰囲気が濃く漂っていたように思います。

私が日本語教師をしていた8年くらい前までは「日本語を学んでビジネスチャンスをつかもう」と考えている中国人がたくさんいました。当時はまだまだインターネットが普及し始めたばかりだったので、VCD(video-CDのことで、簡単に言うとDVDのCD版。DVDが主流になるまではよく普及していました)の日本ドラマの海賊版が町でたくさん売られていて、日本のドラマは中国人にとても人気がありました。

また、日本製品や日本車、ファッション、音楽など、日本の物であれば何でも人気があった時代で、そのため多くのコピー商品も出回るようになるのですが、それだけ日本人気が高かったのです。

面白いのはこのころ日本人男性は中国人女性からかなりもてていました。日本にいたらおよそ女性に縁のなさそうな男性がとびきり美人の中国人女性を連れて歩いていたり、日本に家族がありながら、中国でも家庭を持ち養っている日本人男性の話もよく耳にしました。

そのころから比べて、今ではすっかり日本人気はなくなってしまいました。その代わりに中国で人気があるのが「韓国」です。日本でも韓流ブームがありましたが、中国でも韓国の芸能、ドラマ、ファッション、携帯電話、自動車など、ものすごい人気があります。(韓国人男性がもてるかは不明ですが 笑)

例えば小さい店が並ぶ洋服の市場のようなところに行くと、「韓国街」という名前がつけられた通りがあったりして、ずらっと韓国ファッションのコピー商品や横流し品などが並んであったりして韓国人気を感じずにはいられません。反日デモを起こされる日本と人気を集める韓国、何だか大きな差です。

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ライタープロフィール

はなオンマさん/女性/年齢:30代/中国北京在住/中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中。もはや自分が何人か分からなくなってきている今日この頃。楽しくなれる記事を書いていきたいです。