中国ってどんな所?
中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中のはなオンマさんさんが住んでいる視点で驚きの中国を紹介します。

『阿姨(アーイー)』の使い方

2012/12/27

人件費がまだまだ安い中国では「「阿姨(アーイー)」と呼ばれる「お手伝いさん」がたくさんいます。田舎から出稼ぎに来て、この「阿姨(アーイー)」をやる人がほとんどで、共働きが多い中国の家庭事情と、富裕層が増えていることで「阿姨(アーイー)」の需要がなくなることはないようです。「阿姨(アーイー)」が見つからない、という話はよく耳にします。

「阿姨(アーイー)」は子供の面倒、掃除や洗濯など家事全般、食事作りなどなんでもやってくれます。でも、注意すべきはアーイーの扱い方です。

意外と自尊心の強いアーイーの扱い方を間違えると、アーイーを必要としている家庭は五萬とあるわけですから、すぐに辞めていきます。

つまり、お金を払っているからと、アーイーを見下すような発言は絶対にしてはならないのです。汚いもの扱いされたり、細かく掃除の支持をされることをアーイーは嫌がります。

でも、人間と人間のいい関係を築くことができれば長く自分の家で働いてくれて、たまには無理も聞いてくれます。

さて、うちにも週に3時間、2時間ずつ掃除をお願いしている「阿姨(アーイー)」がいます。一ヶ月に400元(約5000円)で来てもらっているので、一時間あたり約16元(約200円)で雇っていることになります。この他にも年に3回ほど100元ずつボーナスをあげているので実際はもう少し金額が上がります。  

うちには2人子供がいて、掃除は「阿姨(アーイー)」にお願いしていますが、育児は自分でやっています。それって、日本では当たり前のことですが、それを中国人に言うと、「すごい!!」と誉められます。一人っ子の家庭が多い中国ですが、子供は祖父母が2人がかりで見たり、祖父母がいてもアーイーに任せたり、知り合いの家庭では双子の赤ちゃんに一人ずつのアーイー+掃除のアーイーが毎日来るそうです。

中国に住んでいる外国人もその安さからアーイーに子供を預けて、自分だけ身軽に遊びに出かけたりという話をよく聞きます。

でもたまにですが、「少しずつシャンプーや洗剤を盗んでいた」というせこい話から、「アーイーに子供を任せて何日か旅行に出かけて帰ってきたら、子供も家具も全てなくなっていた」という身の毛もよだつ話を聞いたりということがあるので注意が必要です。

関連記事
ライタープロフィール

はなオンマさん/女性/年齢:30代/中国北京在住/中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中。もはや自分が何人か分からなくなってきている今日この頃。楽しくなれる記事を書いていきたいです。