ホステスがお店をオープンするまで
「お店を出したきっかけ」「物件探し」「思っていたことと違うこと」などホステスがお店をオープンするまでを紹介します。

最初は大変・・・あとは流れにまかせ

2012/02/09

お店のオープンが予定より早くなり、いろいろなことが前倒しでスタートしました。オープン前にあちこちに声をかけましたが、なかなかスタッフは見つかりませんでした。

といっても常勤は必要ありません。通常、自分ひとりで営業するつもりでいて、予約が入った場合や週末のみ、アルバイトを雇おうと思っていました。

まず、知人の紹介で、このような商売に興味を持った子がいたので、その子を採用。まったくの素人さんです。私はそれでいいと思っていました。教えなきゃならないことはたくさんですが、ここで成長してくれたらという思いもあり・・・。しかしながら、なかなかお客様に溶け込めず、お店も休みがち・・・となると、さすがの私も営業しにくくなりました。「週末は女の子がいるから飲みにいらして」と、お客様に営業したのに、突然休むとなると、私がうそをついたことになるわけで・・・。これが一番のストレスとなりました。

その後もお客様の紹介で、常勤として働いてもらったのですが、これまた、突然連絡なくお店に来なくなるという、そんな状態。

そこで私は思いました。もうこれ以上、無理して女の子を探すのはよそうと。自然と見つかったら儲けもん。そう思うようにし、それからずっとひとりで営業をしていました。

そして、オープンから5ヶ月。

以前、少しだけ一緒に働いたことのある女の子が、お店を辞めたという情報を入手。それで、師走の忙しい週末のみ、お手伝いしてくれないだろうか、と、お客様を通して訊ねてもらいました。

すぐに会って快諾してもらい、それから約1ヶ月が経過した今。とても明るく、頼りになる子です。そして何より一生懸命。

この子に教えられることもたくさんあり、既に私の右腕状態です。本当にありがたいめぐり合いだと思っています。自然と良い子が見つかるのを待った結果としては、この上なく幸せなこと。私も使われていた身でもあるので、なるべく彼女の気持ちも汲んであげられたらと思っています。

ただ、私の方が酔ってしまい「ママしっかり!」と言われることが多いので、まずは私がしっかりしなければいけません。それが当面の私の課題でしょうか。

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ライタープロフィール

アールさん/女性/年齢:30代/北海道函館市在住/中学生の男の子2人をもつシングルマザーです。ホステスとして働いていますが、空いた時間は趣味のオークションで出品作業。好きなことは読書と音楽・映画鑑賞。ただ、今はちょっとその時間が取れないのが残念。食べて飲んで寝ることが今の楽しみで、それがストレス解消にも。それでも疲れが著しい時は、椎名林檎さんのCDやDVDで英気を養います。