- ホステスがお店をオープンするまで
- 「お店を出したきっかけ」「物件探し」「思っていたことと違うこと」などホステスがお店をオープンするまでを紹介します。
物件ありきでスタート
2012/02/03
私の場合「良い物件があるよ」という話から始まりました。先に紹介したママさんからです。なので、自ら足を運んで選んだ物件ではないのです。
私がママさんに会った時、ママさんは物件探しをしている最中でした。いろいろ見た中で、2つに絞った段階でした。そのうちのひとつをすすめてくれたのです。
物件選びは、立地条件より何より、家賃を優先しようと思いました。何よりも、経費をかけず、毎月の支払い、自己にかかる負担をいかに軽減するか。
このご時世ですから、高い家賃で経営するとなると、それなりの女の子や接客が必要になります。それこそ経費。どんなお店のママさんに聞いても、何が一番負担かというと、女の子のお給料、そして家賃と言います。
ママさんが紹介してくれた物件は、お手ごろでした。しかも、ママさんの新しいお店の隣。何かあった時、お隣同士だと何かと頼もしい。
それら条件が合ったのですが、こちらの物件、以前居酒屋さんだったらしく、壁やトイレ、カウンターなど、それなりに手を入れなくてはならない状態でした。要するに、ある程度の工事費がかかるということ。ここが一番お金のかかるところだと思いました。
あまり高いようですと、資金のない私ですから、お手上げ状態。オープンはできないだろう・・・。それならあきらめようと思いました。
そこで私が一番に考えたのが、建設会社の社長さんに相談することでした。社長さんはもちろんお客様で、とても気持ちの優しい人柄だというのもあり、迷わず相談することにしました。
そして、すぐに見積もってもらいました。すると、当初、私が想像していた金額の半分を提示。驚きました。「なんで?」と聞くと「安くしてやるって言ったでしょ」と。利益を無視した金額に驚愕しながらも、ありがたく思いました。
さあ、そこから大家さんと契約をし、工事が始まりました。天井から壁にいたるまで、理想的なカラーにしてもらい、トイレやカウンターも想像以上に綺麗にしてもらいました。
最初は壁全体の色がまっ茶。店内に入っただけで、気分がふさがってしまいそうだったけど、薄いピンクと薄い茶色に塗られた壁は、パッと明るく、それだけで満足。
そこから、私のはじめの一歩が始まります。
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アールさん/女性/年齢:30代/北海道函館市在住/中学生の男の子2人をもつシングルマザーです。ホステスとして働いていますが、空いた時間は趣味のオークションで出品作業。好きなことは読書と音楽・映画鑑賞。ただ、今はちょっとその時間が取れないのが残念。食べて飲んで寝ることが今の楽しみで、それがストレス解消にも。それでも疲れが著しい時は、椎名林檎さんのCDやDVDで英気を養います。