- ホステスがお店をオープンするまで
- 「お店を出したきっかけ」「物件探し」「思っていたことと違うこと」などホステスがお店をオープンするまでを紹介します。
まったく考えていなかったスナック経営
2012/02/02
そもそも私は、お店を構える気など、さらさらありませんでした。確かにホステス歴が長くなるにつれ、この商売以外は難しいだろうと思っていた節はありました。ですが、いつかは足を洗いたいと思っていたのです。健全な昼間の仕事に憧れていました。
では何故にお店を持つ事になったのか・・・。
まず最初のきっかけは、その時に働いていたお店に飽きてしまったということ。少しでもそう思い出したら、すぐ違うお店に移りたくなりました。まだその時点では、自分でお店を持つような考えは一切ありませんでした。
そして、知人にお店を探してもらいました。
すると数日後、その知人が「なんなら、自分でお店やってみたら?」と言うのです。私はもちろん「そんなの無理無理!」と返答しましたが、「以前スナックを経営してたママさんなんだけどね・・・」と、知人は話し始めました。
そのママさん、数年お店を開いて、それから昼間の仕事にシフトチェンジし、そしてこれからまた、スナックを再開するという話でした。
「深いこと考えず会うだけ会ってみなよ、何かいいアドバイスがもらえるかもよ?」と。
そう言われた私は、その言葉に乗せられ、軽い気持ちでそのママさんに会いに行きました。
ここでは割愛しますが、どういうことか、そのママさんの貴重なお話を聞いてなんとなく"お店を持つのも悪くはないな・・・"と思ったのです。たぶん、表題の「私がお店を持とうと思ったきっかけ」は、その知人の言葉と、ママさんの存在なのだと思います。
そこからは、"これが世に言うとんとん拍子というものか?!"と思うほどの早い展開、そして予定よりも断然早く、お店をオープンする運びとなりました。
もちろん、すべて順調ではありませんでした。お店を持つ事を考えていなかった私は、資金などありません。日々子供たちと食べて暮らすのがやっとの生活でしたから・・・。
なのに、どうして?と思われるでしょうが、それはあまりお金をかけずにオープンすることを教えられたからです。
必要な備品などは100円均一である程度賄えることなど、そのママさんや、実際スナック経営している方から教えてもらったことで安くあげることをたくさん教えてもらったのです。
とりあえず、グラスなどは100円物ばかりで揃える!!と決めた段階で、あるお客様が「100均でいいなら、それぐらいお祝いとして買ってあげるよ!」と言ってくれ、ラッキーなことに自腹は免れました。
そして、あれよあれよという間のオープン。それは、私自身の力では到底叶えられるものではありませんでした。回りの方のアドバイスや、激励の言葉に背中を押され、私はやる気を出して、オープンまでたどり着けたのです。当時も思っていましたが、今はさらに強く思います。皆様のおかげと。
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アールさん/女性/年齢:30代/北海道函館市在住/中学生の男の子2人をもつシングルマザーです。ホステスとして働いていますが、空いた時間は趣味のオークションで出品作業。好きなことは読書と音楽・映画鑑賞。ただ、今はちょっとその時間が取れないのが残念。食べて飲んで寝ることが今の楽しみで、それがストレス解消にも。それでも疲れが著しい時は、椎名林檎さんのCDやDVDで英気を養います。