- 小説の書き方
- 「週刊小説」(現在廃刊)のショートストーリー賞に入賞したことのあるMUMUさんの小説の書き方・体験記を紹介します。
どうやって書けるようになったのか?
2012/10/01
好きこそものの上手なれ
雑学本も含めてジャンルにとらわれずに読んできたことが私の執筆活動の血となり肉となっています。本を読む事が大好き。活字が大好き。大好きだから自分でも書いてみたい。できたら、誰かに読んでもらって喜んでもらいたい。そんな気持ちで書き始めてみたのです。
小説の書き方の本を十数冊ほど読みつつ、たくさんの小説を書いてみました。赤ちゃんも最初はよちよち歩きですが、しだいにしっかりと歩けるようになります。私も、書くたびにそれなりに読んでいただけそうな小説を書けるようになってきていると思います。今はまだ幼稚園児なみの小説だとは思います。ですが、小説を書くことが大好きなので、たくさんの作品を仕上げては投稿し、たまにはマイナーな入選、入賞があり、それが励みとなってきました。身内や友人のなかにもおもしろかったと感想を寄せてくれる人もいます。それは身内びいきなところもあるかもしれませんし、正直な感想かどうかはわかりませんが、真意はともかく、よかったと言ってもらえる事は素直にうれしい事です。
伝える文章の書き方を伝授できるほどの才能はありませんが、思いは文章に顕れると思います。私の歌と同様、心を込めて書きますので、ときには感情過多のような文章になる事もあります。思いを、ときには考えを、ときにはメッセージを伝えたいという強い気持ちが文章に込められています。そうした文章を読んでくださった方にも少なからず伝わっているのではないかと思っています。問題は、どう自分の気持ちをコントロールして執筆するかだと思います。直接に人と会話をし、自分の思いや考えを伝えようとするさいに、最初から最後まで感情的に話してしまうと、相手はドン引きしてしまうでしょう。最初は冷静に静かに話しつつ、相手の出方をみて、空気を読みながら話すことで相手も安心して私の話を聞いてくれると思うのです。歌でいえば、最初は静かに歌いはじめてサビの部分で情熱的に歌うことで、聴いている人を感動させることができるのではないかと思います。小説も、起承転結がありますので、「転」の部分で、勢いよく情熱的に書く事で盛りあがり、楽しく読んでいただけるのではないでしょうか。長期に渡って連載している漫画ですと、一部の作品では、キャラクターもストーリーも洗練されてきて、描くテーマもなくなってしまったようなものもあります。描きたいものがなくなったら、読んでいる人には伝わらない文章になってしまうのだと思います。
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MUMUさん/男性/年齢:50代/新潟県在住/神社が好きで日本各地をまわっています。趣味でボーカロイドでの音楽作りやギターでオリジナルの歌をつくり、ときどきライブもしています。自分らしく生きることをモットーにしています。