- 小説の書き方
- 「週刊小説」(現在廃刊)のショートストーリー賞に入賞したことのあるMUMUさんの小説の書き方・体験記を紹介します。
小説の書き方について
2012/09/19
小学生の頃の作文に、将来の夢として、「作家か科学者になりたい。地球のすべての謎を解き明かしてから宇宙の謎に挑戦したい」と書きました。三つ子の魂百までもではありませんが、まさに子供の頃からの夢を大切に、地道に叶えるために日々、トライし続けています。
作詞作曲もしていますが、そちらは独学といいますか、自己流を通しています。ですが、小説は十数冊の小説の書き方の本を読み、自分なりに勉強をして書いています。小学生の頃に、文章において、句読点などの基本的な勉強をしましたが、小説とはまた別の学びがたくさんありました。
ショートショートの場合は、文字数も少ないので、構成などはほとんど気にせず、感性のままに書き上げることが多いです。ショートショートの醍醐味は、最後のオチだといわれています。ですが、ショートショートの名を知らしめた星新一先生は、晩年はオチにこだわらない作風になっていました。短編や長編の場合は、最初になにを書くのか、だいたいのストーリーが浮かんだら、まず登場人物の履歴やキャラクターの肉付けをします。それから必要だと思われる資料を集めて、リアリティのある物語にしていくようにします。
自分で考案した、小説構成メモを作成し、全体の流れや出来事などを略しつつ書きます。それから、仮のタイトルをつけて、最後まで書き上げます。書き始めた頃は鉛筆で、その後はワープロで、今はパソコンの一太郎ソフトのワープロ機能でざっと書き上げています。書き上げたあとは、時代考証や、事実のことであるかをチェックします。たとえば、季節とその季節に咲いている花がその地域できちんと咲いているのかなどです。
その後、なんども読み直しては脱字や表現の仕方などを書き直していきます。私の小説のなかでいつも直しているものは、キャラクターの名前です。とくに長編や短編よりも長いものですと、途中でキャラクターの名前が変わっていることがあります。
だいたいのところは、いつもこの流れで書いています。一度書き上げた作品でも、ときおり見直して、長くなることも多くあります。「銭と薄紅色の空」というユーモア小説は、最初はショートショートで書いた作品でしたが、書き直して掌編小説クラスの枚数まで長くなった小説です。
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MUMUさん/男性/年齢:50代/新潟県在住/神社が好きで日本各地をまわっています。趣味でボーカロイドでの音楽作りやギターでオリジナルの歌をつくり、ときどきライブもしています。自分らしく生きることをモットーにしています。