図書館司書の仕事体験記
40歳過ぎて資格を取得し図書館司書で仕事をした体験記を紹介します。

図書館司書に向いている人

2011/11/10

その仕事が自分に向いているかどうかは、自分本人には分かりにくいことが多いものです。図書館司書も同じで、いくら本が好きだといっても適性とは限りませんでした。

確かに図書館での仕事は本に関することが多く、細かな同じ作業を続けることがよくあります。しかし図書館の仕事は、それだけではありません。読み聞かせや講演会、ときには大きなイベントまで開催しました。

図書館では利用者から、多岐にわたる質問や相談を受けます。専門的ではありませんが、土地の境界のことから、手紙の書き方、水道の配管、昆虫採集、ときには料理についても質問や相談をされます。

ですから毎日新聞を読むことは勿論、テレビドラマやコマーシャル、アイドル歌手や人気俳優まで、多くの新しい情報を収集することが求められます。歌舞伎や日本舞踊、ジャズダンスやヒップホップまで、その時どきを代表する人の名前だけでも知っていなければ利用者との会話が成り立ちません。

専門的な深い知識は、とても大切です。しかし大勢の利用者は様々な趣味や性格で、その利用者一人ひとりに対応するとなると、どうしても広く浅い知識や情報が不可欠になります。

しかしだからといって、その知識や情報が曖昧ではいけません。その知識や情報に確信が持てないときには、納得のいくまで調査することが重要です。曖昧なまま情報を提供することは、利用者との信頼関係を損なう危険があります。何をするにも確実で、しかも新しいことに興味があり、失敗を恐れずに挑戦する人が図書館司書には向いています。

とはいえ、ときには間違うこともあり、どうしても受け入れられないことがあるのも人間です。繰り返せば、いつか失敗は無くすことができます。興味のないことでも、その文章に目を通す癖さえつければ、いつかは自分を変えていくことが可能です。

強い思いさえあれば、誰でも必ず希望する職業に就くことができるのです。図書館司書に向いているのは、自分自身の中に、図書館司書に対する強い思いを持っている人だといえるでしょう。

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ライタープロフィール

キイチロウ/男性/50代/福井県在住/ごく普通の仕事をしていて、ごく普通の考え方をする、ごく普通の趣味を持った、ごく普通の外見の人間です。ただ他の人よりも少しだけ、人間ウォッチングに優れていると自分では思っています。