- ホームヘルパー2級の資格を取得するまで
- 介護の資格、ホームヘルパー2級を取得するまでを紹介します。
各地で開催される実技講習について
2011/11/28
実技講習は8日間でした。月曜日、水曜日、土曜日、日曜日と、曜日別に分かれていました。例えば月曜日を選択すると、始まりの週の月曜日から8週間連続で、月曜日ばかり受講するのでした。
受講者のほとんどが仕事を持っていたため、希望者は土日に集中しました。私も仕事をしながらの受講でしたが、土日出勤をすると職場で喜ばれたので、月曜日を休日にして貰い、月曜日コースを選択しました。
月曜日コースの受講者は8人でした。30代の女性が3人、50代の女性が2人、60代の女性が1人、20代の男性が1人、そして私でした。
女性たちは皆、結婚している方ばかりでした。特に60代の女性は、現在自宅で介護している高齢者がいるということでした。20代の男性は独身で、転職を希望しているのだということでした。そんな8人での実技講習が始まりました。
ホームヘルパーの仕事というのは、基本的に家事と同じような内容です。食事介助、トイレ介助、歩行介助、入浴介助など、もしもそんな介助を必要とした高齢者が自宅にいたなら、既に行なっている内容です。
しかし自分で考えて行なっている介助とは違い、実技講習では介助される方も、する方も、一番体に負担がかからずに気持ちのよい方法を教えてくれました。
食事介助なら、1回に口に入れる量や、その間合いなど、相手の様子を見ながら行ないます。トイレ介助では、高齢者が便座に座ったら、介助者は一度外に出て高齢者が気兼ねなく1人で落ち着いて用を足せるように指導を受けました。
ベッド上で高齢者が寝たきりの場合の、オムツ、衣類、シーツ交換の実技講習は、とても興味あるものでした。体を転がすよに左右に向けながら、寝たきりでもシーツや衣類を交換できることに驚きました。
受講者全員がすぐに上手くなったのですが、20代の男性は、実技がとても苦手な様子でした。それでも私が高齢者の代わりをして、何度も練習をしていく内に、何とか交換だけはできるようになりました。和気あいあいとして、8人がお互いに教え合う実技講習は、とても有意義で内容のあるものでした。
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キイチロウ/男性/50代/福井県在住/ごく普通の仕事をしていて、ごく普通の考え方をする、ごく普通の趣味を持った、ごく普通の外見の人間です。ただ他の人よりも少しだけ、人間ウォッチングに優れていると自分では思っています。