ホームヘルパー2級の資格を取得するまで
介護の資格、ホームヘルパー2級を取得するまでを紹介します。

どうして資格を取得したいと思ったのか?

2011/11/14

長年パソコンの前で仕事をしていた私は、つぎにする仕事では直接人と関わりたいと思っていました。お互いに信頼し合える、良い関係を築きたいと考えていました。

早くに両親を亡くした私は、高齢者介護の経験が全くありませんでした。そこで興味津々、高齢者福祉サイトを覘きました。

そこには様々な仕事がありました。高齢者が常時入所している、有料老人ホームでの仕事。介護者がそれぞれの家へ出向く、訪問介護の仕事。反対に高齢者が毎日通所してくる、ディサービスなどの仕事などでした。

詳細を見てみると、それぞれの職種によって、高齢者の介護度がかなり違うことが分かりました。しかし介護度といっても、まったく経験の無い私には何が何やらさっぱり分かりませんでした。そこでハローワークに行って相談をし、それぞれの施設で一日体験をさせて貰うことになりました。

初めに行った特別養護老人ホームは、殆どが介護度の高い人ばかりでした。寝たきりの人が多く、介護の仕事はオムツ交換が主でした。

そのつぎに行ったのは、小規模多機能型居宅介護をしているという施設でした。ここでは介護が必要になった主に認知症の高齢者が、その施設へ「通う」ことを中心にして、「訪問」や「泊まり」のサービスを受けていました。

この施設の高齢者は、特別養護老人ホームに比べて介護度の低い人達ばかりでした。殆どの人が立って歩くことが可能で、介助があれば食事も自分でしました。認知症の程度は様々でしたが、直接人と関わるやりがいのある仕事でした。

担当者にお話をうかがうと、介護の職場で働くには有資格者でなくても良いということでした。しかし大抵の高齢者介護施設では、ホームヘルパー2級資格者を募集しているのだということでした。

ホームヘルパーは国家資格ではありませんが、介護の職場では国家資格に代る資格だと担当者は教えてくれました。高齢者介護の仕事がしたいと思ってから2ヵ月間、ようやく私の最初の目標が決定しました。それはホームヘルパー2級の資格を取得することでした。

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ライタープロフィール

キイチロウ/男性/50代/福井県在住/ごく普通の仕事をしていて、ごく普通の考え方をする、ごく普通の趣味を持った、ごく普通の外見の人間です。ただ他の人よりも少しだけ、人間ウォッチングに優れていると自分では思っています。