- 個人事業の始め方
- 「個人事業と会社の違いについて」「保険の手続きについて」「年金について」など個人事業の始め方を紹介します。
個人事業、稼いだ後に税金が待っている
2012/07/27
かつて、"サラリーマンは気楽な稼業"なんて言葉がありました。そうとうに古い言葉であり、現代のサラリーマンの方々にすれば、とんでもないとお叱りを貰ってしまいそうです。ところが、こと税金関係にだけに絞ってみれば、やはり"気楽"といってもよいのではないでしょうか。会社などに勤務し給与を貰い、それで生活をする方々にすれば、税金として予め差し引かれた上での所得は、そのまま自分のお金となります。
もともと給料という意味のサラリーという言葉は、ラテン語の「塩金」との意味で、古代ローマの兵士たちが、塩を買うために金が与えられたとされているものです。それが転じて、和製英語とも取れるサラリーマンとの言葉となったのです。そんなわけですから、税引き後のサラリーとしてのお金を貰っている現代のサラリーマンの方々にすれば、よしんばそのお金を全部使い果たしたとしても誰も文句はないわけです。
ところが、個人事業をしている自営業者の方々にすれば、自分のところに入ってくるお金のすべてが、自分のものとは限らないのです。つまり、そのお金から、さまざまな税金を支払わなくてはならないということです。個人事業主の大まかな事業所得の流れは、1月1日から12月31日までの事業所得を翌年の2月16日から3月15日までの間に、確定申告として税務署に申告することになります。
さて、その際に、個人事業などの多くは、所得税などで優遇される青色申告をすることになります。青色申告をするには、個人で何かの事業をはじめるときに提出する、「個人事業の開廃業等届出書」と一緒に「所得税の青色申告承認申請書」も、税務署に提出する必要があります。私のような個人で整体の治療院などを開業したことのある人でしたら、まず必ずといってよいぐらい経験のあることだと思いますが、青色申告にはさまざまな特典があります。
その大きなものとしては、所得金額からの控除される金額が大きいという点です。国民の義務として税金は払うべきものなのでしょうが、それでもせっせと稼いだ自分のお金であることには違いありません。少しでもご勘弁願えるのであれば、それに越したことはありません。
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ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ