個人事業の始め方
「個人事業と会社の違いについて」「保険の手続きについて」「年金について」など個人事業の始め方を紹介します。

誰にでもカンタンに出来る個人事業

2012/07/17

個人事業とは、読んで字のごとく個人で事業を始めることです。これは普通の会社さんのように面倒な法人手続きなどまったくナシに、独立開業することが出来ます。例えば、会社などの法人を設立するとなった場合、かなり面倒な手続きが必要となりますし、それをなんとか自分でやったとしても登録免許税や印紙代などで20万円ほどの費用がかかります。また、手続きが面倒だからと司法書士などにお願いすれば、さらに10万円ほどの費用がかかることになります。

ところが、これが個人事業となった場合、まず面倒な手続きなど一切無いと言っても良いほどありませんし、また、費用もかからないのです。必要な書類関係といえば税金関係ぐらいなもので、それもカンタンな書類を提出するだけで済んでしまいます。そんなことですから、個人で何か事業を始めようと思った場合、サラリーマンでもご家庭の主婦の方でも、学生さんでも、さらに、現在、職を失っている方でも、年金生活者の方でも、誰でもカンタンにはじめることが出来るのです。

また、個人で何かを開業する場合、自分一人で仕事をこなしている方が非常に多いようですが、もちろんそんな方ばかりではではありません。個人事業者の方でも人を雇うことはできますし、事実、そういう事業主さんもたくさんおられます。仕事が軌道に乗り忙しくなれば、何から何まで自分の手だけでは追いつかなくなることも、当然、あります。そして、そのような場合、多くはご自分と生計を共にしている、例えば、奥様とか息子さんや娘さんとかを従業員としている場合が多いようです。つまり、他人に給料を支払うのであれば、身内に手伝わせて給料として払った方が良いということでしょう。

そして、その際、肝心なことは、それをちゃんと税務署に届けるということです。人を雇い給料として払ったのなら、支払ってから1か月以内に、税務署に「給与支払事務所等の開設・移転・廃止届書」という書類を提出しましょう。もっとも、最初から人を雇い給料として支払うことが分かっているのであれば、こんな書類は必要ありません。開業当初に提出する、「個人事業の開廃等届出書」という書類の、「給与等の支払いの状況」という欄に記入しておけばそれで済んでしまいます。こんなことからも分かる通り、個人事業は、はじめることそれ自体は、非常にカンタンなものなのです。

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ライタープロフィール

ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ