個人事業の始め方
「個人事業と会社の違いについて」「保険の手続きについて」「年金について」など個人事業の始め方を紹介します。

個人事業、忘れてならない保険の手続き

2012/07/25

個人事業をはじめようとして会社を退職した際に、忘れてならないものに国民年金や国民健康保険などへの切り替えがあります。これって非常に大事なことであるにもかかわらず、あんまり意識されておられない方がけっこう多いようです。実はそういう私もそんな一人で、なにせ学校を卒業して会社に入社すると、そういうものは一切会社でやっていてくれていて、給料明細にちゃんと記入されているものの気にも留めなかった口なのです。

そんなことですから、会社から離れる際、すでに自営すると決めていた私は、経理かなにかの人から教えられ、実際に退職となってから早々に区役所に届けたのを覚えております。一般的にこれら社会保険の変更は、退職してから2週間以内に行うものなのだそうです。必要なモノは年金手帳と印鑑、それに国民年金と国民健康保険に関する資格取得の書類で良かったと思います。

区役所などでの手続きは、それほど難しいものではありません。必要な書類に必要な項目を書き入れ、後は、窓口に提出するだけです。もし、万が一分からないところがあれば、最近の区役所は親切に教えてくれますからまったく心配はありません。ただ、この際、出来れば健康保険や年金の支払いには、銀行口座からの引き落としが便利なので、通帳と印鑑も持参した方がいいと思います。

さて、人間はいつ何時、病気になるか分かったものではありません。そのため、会社にお勤めの方であろうと個人で仕事をされておられる方であろうと、健康保険証は必ず必要なものです。これを持たずに医者さんにでもかかれば10割負担となって、えらい金額となってしまいます。そんなことで、サラリーマンを辞めて独立自営の道を歩んでいる方でも、国民健康保険にキチット加入する人は多いようです。しかし、その一方で、国民年金となると掛け金をちゃんと払っているという方は、昨年の2010年ではついに60%を割ってしまったという状況です。さて、今の日本には、相互扶助という精神が失われつつあるのかもしれませんね。

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ライタープロフィール

ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ