- 個人事業の始め方
- 「個人事業と会社の違いについて」「保険の手続きについて」「年金について」など個人事業の始め方を紹介します。
人脈づくりについて
2012/07/23
私がやっていた整体師という仕事は、個人事業としては、一匹オオカミ的な要素が非常に強い職業だと思っております。その意味では人脈というものを当てにすることもなければ、逆に当てにされることのない仕事と言って良いでしょう。というのも、整体師として一通りやるべきことは学校で教わってきておりますし、後は自分で書物を開いてみたり、実際の仕事の中で学んだりしていくことが多いからです。
そんなことですから、強いて人脈といっても、学校を出てからでも付き合いのある、学校の講師や一緒に学んだ生徒たちぐらいなものでしょうか。学校を出てから、それぞれ整体師としての道を歩んでいる仲間たち。私たちは年に1度か2度、仲間内だけで講習会などを開き、それぞれの仕事を通して独自で身に着けた施術上の技術を教え合うことがあります。ところが、そんな中には時として、ビックリさせられることがあるのです。
それは、いつもはなんとなく付き合っている仲間の中に、どこから仕入れてきたのか、これまでに見たことも聞いたこともないような、まったく新しい技術を披露してくれる者がいるのです。そんな時は、正直言って自分の技術の未熟さを痛感させられるとともに、施術の幅が広がることに喜びを感じるものです。しかし、それも当然なのかもしれません。
そもそも一口に整体といっても、扱っているのが人の体である以上、その奥行の深さに驚かされて当たり前なのです。いや、むしろ、取りあえずプロとして、日々、人の体を預かっているからこそ、自分がこれまで知らなかった施術上の技術に新鮮な感動を覚えるのかもしれません。整体師にとって、このような人材とはお付き合いを続けていきたいと思うのは当然で、もちろん得難い人脈といえます。
しかし、また一方で、そういう人脈を維持するには、こちらも先方が知らないような技術を、どこからか仕入れてこなければならないということでもあります。つまり、等価価値の交換ということで、それがなければ、先方としては私と付き合っている価値がないということにもなってしまうのです。まずは自分自身の絶え間ざる研鑽が大事ということであって、それがあってこそ価値ある方との人脈づくりも可能となるのです。そして、整体師とはそんなお仕事なのです。開廃等届出書」という書類の、「給与等の支払いの状況」という欄に記入しておけばそれで済んでしまいます。こんなことからも分かる通り、個人事業は、はじめることそれ自体は、非常にカンタンなものなのです。
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ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ