個人事業の始め方
「個人事業と会社の違いについて」「保険の手続きについて」「年金について」など個人事業の始め方を紹介します。

個人事業と会社の違いについて

2012/07/20

これから何かの事業を展開されようとしている方が、まず頭を悩ますのが個人事業とするか、それとも会社として立ち上げるかということではないでしょか。もちろん、手っ取り早く店などを開業しようと思うのなら、断然、個人事業の方がカンタンですし、お金もかかりません。

しかし、もっと規模を大きくして、商取引上の信用がなくてはならないというのであれば、少々面倒でも、やはり会社組織とするのが得策というものです。もっと具体的にいうと、私どものような整体師として開業するとするならば、わざわざ会社組織にする理由も必要もないわけです。たぶんよほど大きくチェーン展開でもしない限り、個人事業主として運営していると思われますし、事実、私もそうでした。

しかし、その一方で、一口に商売といっても実に多岐に渡るわけで、なにかの品物を商品化するとかサービスをはじめるとかなどであれば、"個人でやってます"では、なかなか信用してもらえませんし、相手にもされません。危なっかしいと思われるところに、お金を出す人はいないのです。また、商品そのものに大した違いがないとすれば、少しでも大きい組織、名前が通っているところのモノへと、客足が流れるのが自然というものです。

そんなことで、個人事業とするか、あるいは会社組織として立ち上げるかの違いは、起業する目的と目指すものとの違いによって、おのずと異なってくると言って良いでしょう。整体師のような技術を売り物にするのであれば、個人の技術と人柄にお金を払ってくれますので個人事業で十分ですが、広く一般に出回っているような商品であれば、そんな個人の影はどこにもなく、商品そのものの価値に人はお金を払ってくれることになるのです。

となれば、その品物を供給する会社組織としての信用度というものが何よりも大事ということにもなってまいります。つまり、展開する事業が何を優先するのかによっても、個人事業とするべきか会社組織とするべきかの方向性が決まってくるものなのです。また、もちろんそれによって、運営上のコストも天地ほどに違ってくるものでもあります。

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ライタープロフィール

ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ