- 個人事業の始め方
- 「個人事業と会社の違いについて」「保険の手続きについて」「年金について」など個人事業の始め方を紹介します。
年金について
2012/07/26
通常、会社などに、それも正社員として採用されておれば、会社は社員の福利厚生の一つとして、厚生年金の掛け金の半額を負担しなければならないことになっております。これは厚生年金保険法によって定められたもので、民間の企業に勤める従業員が加入するとされる公的年金制度のことです。しかし、近年の経済事情の悪化にともなって、会社側としては、正式な社員として採用するとこのような出費がかさむので、パートやアルバイトなどをたくさん雇い、経費の削減に勤めているのは周知の通りです。ある法人などでは、従業員が100名もいるのに、そのうち正社員と呼ばれる人間は、なんとたったの10人ほどしかいないなんて例もあるほどです。
さて、個人事業としてご自分で事業などを展開されるとなったら、まずは各種保険関係の切り替えをしなくてはなりません。年金などもそのうちの一つで、これまで会社に勤めていた方なら、厚生年金から個人事業の方たちが入る国民年金へと切り替えとなります。この国民年金は、原則として25年間、つまり300回の支払いがあれば、受給資格ありとみなされて、現段階では65歳に達すると年金が支給されることになります。
ただし、25年未満となると受給権が得られないということになりますので、早めの申告が大事です。また、個人事業で仕事などをやっている場合、コンスタントに収入が得られるなんて保障はどこにもなく、時として収入そのものがまったくないなんてこともあるものです。そんな時のために、国民年金では「免除期間」というものを設けております。つまり、免除した期間は、保険料を払った期間の中に組み入れてもらえるというもので、例えば、25年のうち最初でも途中でも、どうしても金がなく1年間だけ免除期間として申請さえすれば、保険料を払っていないこの1年間も25年の内に入れてくれるというものなのです。
山あり谷ありの個人事業には、まことに有難い制度ですが、もちろん支給される年金の額に反映することも、ちゃんと頭に入れておかねばなりません。一方で、もし、お金に余裕があるのであれば、前納という年払いがお得です。年度の最初に1年分を先に支払ってしまうのです。すると、約2.14%の割引となり、銀行金利などと比べるとはるかにお得となるのです。
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ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ