便利屋体験記: 「便利屋の仕事とは」「辛かったこと楽しかったこと」「便利屋の収入」「便利屋を始めるには？」など便利屋の仕事体験記を紹介します。

便利屋、辛かったこと楽しかったこと

2013/08/30

働いたことがある！という方はおそらく少ないのではないかという「便利屋」という仕事を筆者はしていたことがあります。主な仕事は処分、引越し、雪かきなどですがこれらの仕事の中で大変であったこと、楽しいと感じたことなどを紹介します。

作業は基本的に力を使う
主な作業が引越し、家具の処分なので力仕事がメインとなり、体力的に辛いと最初はとにかく感じていました。ですが、ある程度どこをどう掴めばよいのかというコツを知ることで案外重たいものでも楽に掴むことができます。

いつまで経っても慣れない作業
力仕事はコツを掴めばよかったのですが、それよりも大変なのは雪かき作業でした。北海道で雪が降る地域のため、お年寄りなどには雪かき作業が辛く、便利屋にお願いすることがあります。雪かき作業というのは地域によっては縁のない方も多いかもしれませんが、思った以上に力を使うものです。しかも外作業で寒いため、雪かきの依頼が続くと本当に体が冷えてしまいます。筆者はこればっかりは慣れることができませんでした。

たまには事務所で遊ぶ
便利屋というのは依頼がこない時には仕事がないものです。その際にも事務仕事や倉庫整理、サイト作成やチラシポスティングなどやることはたくさんあるのですが、あまりにも依頼が来ない時に事業主が「ゲームでもしようか」ということが多々ありました(笑)。そのため、事務所にはゲームが常備されていたのです。依頼が少ない時には「大丈夫か？」と不安になることも多く、それを和ませるためなどもあったのかと思います。といっても最終的には賃金未払いがあり、本当に大丈夫ではなかったのですが…。

作業を通じて感じること
部屋がゴミでいっぱいになっているゴミ屋敷掃除や亡くなった方の部屋の物を処分する、こういった作業には何か考えさせられるものがありました。特にゴミ部屋は普通の人からすれば「なんでこんなゴミだらけなんだ！」という怒りたくなる状況なのです。ですが本人はマズいと思いながらも片付けることができず、精神的に弱くなっているんだと思いました。
「なぜこうなったのだろう？」
「こうなった人が身近に居た場合、自分はどうするべきなのか？」
ということを考えるきっかけになりました。

ライタープロフィール

浅瀬ハマグリ／男性／年齢：30代／北海道在住／とにかく色々なことを経験したい、という気持ちで様々な仕事をしているうちに、気づけばちょっと特殊な仕事などもしていました。そんな経験を面白おかしく紹介できたらと思います。