便利屋体験記
「便利屋の仕事とは」「辛かったこと楽しかったこと」「便利屋の収入」「便利屋を始めるには?」など便利屋の仕事体験記を紹介します。

便利屋の仕事、細かく知りたくないですか?

2013/08/26

便利屋という職種は、それぞれの事務所によって普段の内容は大きく異なります。ここでは筆者が働いていた便利屋での、主な仕事の細かい部分について紹介します。

処分業について
一番多かったのは処分の作業です。タンスひとつから3LDKの全処分までなどその量は様々ですが、特に一部屋の処分というのが多かったです。なぜ部屋の全てを処分することになるのか?というと、親族がなくなってしまった時、その部屋のものをどうする…という時などがあるのです。ある程度年齢を重ねた方であればそのように困った経験はあるのではないでしょうか。逆に若い人にとってはちょっとイメージしずらいかもしれません。家具などの処分作業は運搬が力仕事で大変ですが、コツをつかめば割と辛くは感じなくなりました。

ちょっと辛いゴミ処分作業
いわゆる「汚部屋」「ゴミ屋敷」と呼ばれるような部屋や家を片付けるということも多くありました。こちらも結局は処分なのですが、家具処分とは異なり生活感のあったものを処分するのでこれは精神的にもちょっと辛い作業でした。床が見えないのは当然で、ゴミがお腹ぐらいの高さまで積んであり、部屋のゴミを全て処分すると大型2tトラックがいっぱいになった…ということもありました。

依頼するのはどんな人?
なぜ「汚部屋」「ゴミ屋敷」になってしまったのか、基本的にはこちらから聞くことはないのですが、依頼人から事情を話すこともあります。
「息子が一人暮らししている部屋に行ったらいつの間にか失踪していた」
「精神的な疾患で家族が住んでいる家がそうなっていた」
というのがあります。部屋がキレイな方には信じられないかもしれませんが、実は案外汚部屋であることを隠している人は多い様です。ただ依頼をしてくるのはその部屋の本人がしてくることはなく、筆者が作業に担当したことのある依頼は、全て依頼者がその部屋の家族、親族でした。本人はいつか片付けると思っていたがなかなか進まず、家族が見るに見かねて片付けの依頼を決意した、というのが一番多い様です。

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ライタープロフィール

浅瀬ハマグリ/男性/年齢:30代/北海道在住/とにかく色々なことを経験したい、という気持ちで様々な仕事をしているうちに、気づけばちょっと特殊な仕事などもしていました。そんな経験を面白おかしく紹介できたらと思います。