ドイツってどんな所？: ベルリン在住のMIKIさんがドイツについて紹介します。

ドイツのIKEA

2013/10/25

みんなが大好きな「IKEA」ここドイツでも一緒です。やはりこちらでも郊外にあるので、休日には家族連れで車でIKEAに行く人が多いです。安くてモダンなスウェーデンデザインはドイツでも人気なようです。ベルリンには現在2店舗あります。

日本にいたころにIKEAで購入し、愛用していたイスやお皿をこちらで見つけると、なんだかびっくりしてしまいます。IKEAがあれば世界中、何処でも同じインテリアの部屋に住めるのですね。海外の友人の家を旅行で訪ねたら、友人の使っているソファーが自分のと同じだった！なんてこともあるかもしれません。50年前はこんなことはなかったはず。家具も使い捨ての時代です。

IKEAの中にあるファストフードコーナーのホットドックやソフトクリーム、レストランのミートボールの味はドイツのどの店舗でも同じです。スウェーデン版のマクドナルドのようですね。ドイツの子供達がホットドックやミートボールを喜んで食べている姿を見ていると「どの国のIKEAでもこの光景が見られるんだろうな。」としみじみと感じてしまいます。

IKEAのミートボールといえばあの事件を思い出します。2013年の冬、「馬肉混入事件」はヨーロッパ全体を震撼させました。牛肉と銘打って得体の知れない馬肉が売られていたというのです。ドイツ人にとっては倫理的にも許し難い事件だったようで、馬を心の友とする彼等を激怒させました。

そして残念な事にIKEAミートボールからも馬肉が発見されたというのです。みんなが大好きなIKEAのミートボールから！問題発覚後は検査が厳しくなったようですが、その後のミートボールの売れ行きが気になるところです。私もしばらく前にドイツでIKEAのミートボールを食べたことがあります。あれも馬肉だったのかな....。と振り返る程度ですが、こちらのドイツ人は自分が馬を食べたかもしれないという事実にショックを受けています。

ライタープロフィール

MIKIさん／女性／年齢：20代／ベルリン在住／海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。