ドイツってどんな所?
ベルリン在住のMIKIさんがドイツについて紹介します。

ドイツの長い長い冬

2013/09/20

ドイツの冬は果てしなく長く、いつも曇り空でどんよりとしています。そのため鬱状態になる人が多く、ドイツの冬は非生産的で、悲し気な雰囲気が漂っています。昨年の冬に語学学校の先生が「先週、私にも今年初の落ち込みがやって来ました。」と生徒に打ち明けた時にはびっくりしました。この天気に慣れ親しんだドイツ人でさえ鬱になる人が多いのです。ドイツに住んでいる外国人はなおさらベルリンの冬に参ってしまいます。

何しろ外は寒いので、外に出るのが億劫になります。パーティーなどのイベントごとは減り、人とのコンタクトは途絶え、家にこもりがちになる...。これがベルリナーの冬の生活パターンです。いつもしかめっ面のドイツ人が、いつにも増して険しい顔立ちになるような気がします。

こんなベルリンの冬でも、落ち込まずに楽しくやっていくためには自分を楽しませることが大事です。自分を少し甘やかしてみる、好きなものを好きなだけ食べる、好きな事をする、好きな人と会う...など。そして気分が落ち込んでいる気がしたら、まず空を見上げてみる。そして自分に言い聞かせるのです。「気分が落ち込んでいるのはこのどんよりした天気のせいだ!!」実際にそうなのです。天気がよければ、悲しい事があっても笑っていられるもの。どんより曇り空の下では、無理して笑う元気も出ません。

私の友人の多くは、ベルリンの冬から逃げるように海外旅行に行ってしまいます。それもひとつの良い方法だと思います。休みがとりやすいフレキシブルな仕事をしていたり、ワーキングホリデーでドイツにいる人は、なにも寒いこの時期にベルリンに居残る必要はないのです。修行僧じゃないんだから!

せっかくドイツにいるのなら、冬の時期に南ヨーロッパのほうへ足を延ばしたり、アフリカやアラビア諸国へ旅行するのも良いでしょう。ドイツではクリスマスが終わりニューイヤーを迎えると、あとはその厳しい冬が過ぎて行くのをひたすら待つだけです。1月〜3月の極寒の期間にはドイツを飛び出し暖かな外国を巡ってみましょう。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。