ドイツってどんな所?
ベルリン在住のMIKIさんがドイツについて紹介します。

ドイツの生活保護事情

2013/08/09

生活保護については日本でも話題になっていますね。ドイツは経済大国でありながら失業者も多く、生活保護を利用する国民も少なくありません。ハルツ・フィアー(Harz IV)と呼ばれるこのドイツの生活保護制度は申請しやすく、ドイツ在住の外国人にも適用されます。

ハルツ・フィアーを受給するには、不動産や車を所有していないことが条件です。申請者の親や子供に金銭的に余裕があることがわかってしまった場合にも支給されません。「お金のあてがなく、身よりもなく、仕事もない」ことを照明する必要があります。

審査に通った場合、就職先を見つけるまで、月に約380ユーロが生活費として受給されます。これは日本円にすると3万五千円程度になりますが、ドイツでは物価も安いので、ぎりぎり生活できる額であると言えます。

360ユーロでは贅沢な暮らしはできませんが、それとは別に無料の住居が与えられるので、月々の家賃を気にしなくても良いのです。友人が生活保護を受けていましたが、その住居はなかなか大きく、綺麗で素晴らしいものでした。質のよい家具もそろっていました。最近では住居も自分で選ぶことができるようです。

比較的に通りやすいとはいえど、審査が通るかどうかは運次第。金銭的に困っていないのに書類審査を通り運良く受給できる人もいれば、申請をしても認められず、挙げ句の果てにホームレスになる人もいます。また最初からこの制度を利用する気がない人も多くいます。

家族で申請する際、一人一人が受け取れますが、子供が対象者の場合には300ユーロ未満の支給になります。支給額は子供の年齢によっても変わります。

ヨーロッパいちの経済大国であるドイツには、トルコやアラブ諸国、スペインやイタリアからも多くの人が職を求めてやって来ます。国民の失業率も問題になっているのに、就職口を外国人と争わなければいけないので大変です。こういったことから、外国人に反感を持つドイツ人もいます。

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ライタープロフィール

MIKIさん/女性/年齢:20代/ベルリン在住/海外旅行が趣味で南国に語学留学をしました。世界各地に滞在しアーティスト、ライターとして活動しています。