40歳過ぎてから図書館司書の資格取得
40歳過ぎて通信制大学へ通い図書館司書の資格を取得した体験記

通信での勉強だから出来ること

2011/10/19

通信教育の勉強は、あくまで家庭が主です。レポートのための勉強も、試験のための勉強も、すべて休日などの空き時間に行なうのです。

しかし空き時間といっても、まったく何もすることがない時間にだけするわけではありません。少し工夫をすれば、勉強する時間は大きく広がりました。というより、全くの空き時間に勉強をするよりも、ほかに何かをしている時間に勉強をしたほうが、効果が上がりました。

不思議に思われるかもしれませんが、それは事実でした。科目終末試験の勉強をしているとき、私は丸暗記することに行き詰っていました。理解するには難しすぎる事例ばかりで、丸暗記する意外に方法がなく、仕方なく暗記していたのです。

ちょうどそのときテレビで、脳の働きについての放映がありました。見ていると脳は、体を動かしているときのほうが、暗記力や理解力が高まるのだということでした。

早速試してみると、その通りでした。何回覚えようと試みても覚えきれなかったものが、体を動かしながら暗記するとできたのです。私は暗記事項を、何枚かの紙に書き出しました。朝起きて洗顔や歯磨きをするときのために、洗面所に一枚、それを貼りました。

トイレの中には少し多めの暗記事項を、浴室の中にはビニール袋に入れた用紙を貼りつけました。そうすることによって、かなり多くの事例を暗記することができました。これは仕事をしながら勉強をするという、制限された時間の中だからこそできた勉強方法でした。

また通学制と違い通信制では、勉強のペース配分は自分で決定できます。通学制では決められた講義は必ず受講しなければならないのに対して、通信制ではどの教科の勉強にどれだけ時間をかけるか、勉強時間の配分はすべて自分で決定できるのです。

講義の進行状況には全く関係がなく、自分の興味あることは納得ができるまで何度でも繰り返して学習することができます。また反対に、すでに理解出来ている事項については、全く時間をかけないことも可能でした。これは通信での勉強だからこそできた学習方法でした。

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ライタープロフィール

キイチロウ/男性/50代/福井県在住/ごく普通の仕事をしていて、ごく普通の考え方をする、ごく普通の趣味を持った、ごく普通の外見の人間です。ただ他の人よりも少しだけ、人間ウォッチングに優れていると自分では思っています。