整体師の学校体験記
「整体師の学校ではどのようなことを学ぶのか」「認定書を取得する試験について」など整体の学校に関する体験談を紹介します。

腰痛についてどのようなことを学ぶのか?

2012/03/09

地球上に誕生した生物の中で、実際に腰痛を感じた、あるいは感じたであろう生き物は、人類と太古の昔に死滅したサーベルタイガーだけとの話があります。人類は、すでにお分かりかもしれませんが、二本足で立ち上がって歩行することで腰痛持ちとなり、サーベルタイガーは、サーベルのように突き出した長い牙の荷重が、腰にかなりの負担となっていたであろうとのことで、やはり腰痛持ちだったのではと推測されているのです。彼らが死滅して後は、この地球上で腰痛の苦しみを味わっているのは、二本足で立ち上がった人類だけということになります。

さて、一般的に腰痛といっても、これには様々な原因が考えられます。一つには腰部筋などの筋肉からくるもの。二つ目には、脊椎骨、とくに腰椎の異常によるもの、もしくは椎間板の異常によるもの、そして三つ目は、腎臓結石や婦人科の病気などが原因となるもの、これらによって腰痛が引き起こされると言われております。そして、現代人に多い腰痛としては、一つ目の筋肉の疲労によるものと言われております。なにかと運動不足に陥りがちな現代人は、それによる筋力の低下にもかかわらず、長時間に渡るデスクワークや家事などによって、さらに負担をかける生活を余議なくされております。負荷をかけられた筋肉はコリとなって、筋肉の硬化と血行不良を引き起こします。そして、血行が悪くなるとその部位の細胞へ送られる酸素や栄養分が不足するとともに、疲労物質である乳酸などがそのまま残ってしまうことになり、腰痛などの障害となって顕れることになるのです。

また、脊椎骨の異常としては、腰椎によく見られる脊椎分離症やすべり症などが上げられます。これらは、激しい運動の結果、椎間関節の基部の骨が分離してしまったり、その分離症にともなって、脊椎骨自体がすべったようにずれてしまったりした症状を指します。こうした場合、腰痛だけでなく下肢の痛みやしびれとなって顕れることがよくあります。そして、病的な原因による腰痛は、まずは病気そのものの治療が先となり、医師の指導に基づくことになります。いずれの場合も、整体療法を受けるか否かは、まずは医師の診断のもと行われるのが良く、病的な原因以外にも、場合によっては整体療法を受けない方が良いこともありますのでご注意ください。

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ライタープロフィール

ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ