- 整体師の学校体験記
- 「整体師の学校ではどのようなことを学ぶのか」「認定書を取得する試験について」など整体の学校に関する体験談を紹介します。
筋肉についてどのようなことを学ぶのか?
2012/02/26
人の体を支えるのが骨格だとすれば、人の体を動かすのは骨格筋です。人が自由に体を動かすことができるのは、この筋肉の働きによるものなのです。脳から発せられた指令が脊髄神経と運動神経とを経て筋肉へと達すると、筋肉は収縮と弛緩を繰り返えすことにより体を動かすことになります。筋肉の収縮は、指令を受けた筋肉の筋原線維に含まれる2種類のたんぱく質線維が、互いに重なり合うようことによって得られるものです。もちろん、収縮にはエネルギーを必要としますが、これは食事として口から体内へと運ばれた、コメやパンなどに多くふくまれる炭水化物から得られるブドウ糖が筋肉などに保存され、そこへ血液によって運ばれてきた酸素と結合することによってエネルギーを放出することになるのです。
すなわち、人が体を動かすということは、これら一連の作業が瞬時に行われることによってなされるわけです。手で物をつかんだり、歩いたり走ったりするのも、基本は筋肉の収縮と弛緩の繰り返しによってなされるものです。しかし、激しい運動などをすると、体の中の酸素とブドウ糖が大量に消費されることになり、乳酸という疲労物質がたまってしまうことになります。こうなると、もう人は体を動かすことが出来なくなってしまいます。ムリは良くないということは、私たちの体についても同じことが言え、さまざまなトラブルの原因ともなってしまいます。ところが、現実に生きて生活する私たちは、なにかとムリを強いられる生活を余儀なくされる場合も多いものです。心と体にムリを強いれば、ストレスは何かの形となって私たち自身に警告を発することになります。
例えば、長い間ずっと立ったままの姿勢でいることや、同じ姿勢を取り続けていることによっても、筋肉は緊張した状態が続いていることになり、腰の筋力の弱い人などにはそれが過労となり、その結果、腰痛などの症状となって現れてくるのです。整体療法の主なものの一つとして、骨や関節のズレや歪みの矯正とともに、こうした筋肉の調整というものがあります。すなわち、疲れて凝り固まった筋肉を和らげるとともに、それによって血行を促進し、筋肉に溜まった乳酸を取り除き、必要な酸素と栄養分などを供給するのです。それによって、疲れた体を癒し改善させることが出来るのです。
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ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ