営業職の体験記
「営業職のオモシロさ」「受注を取り逃がした苦い体験」「仕事を円滑に進める社内営業」など、14年間の営業職体験から得た事を紹介します。

人と会う楽しさが営業の魅力

2012/08/31

人はたった一人でポツンとしていたのでは、命が委縮してしまう生き物であると言われております。人は人の中で生きて、人とのつながりを持ちながら人となる生き物なのでしょう。さまざま人との出会いは、それが余程良くない場合を除けば、その一つ一つが貴重な体験なのかもしれません。営業という職種にしても、仕事を通して出合うさまざまな人たちを通して、営業マンは営業マンらしくなっていくものなのです。

その意味では、現在の私という一人の人間を作ったのは、それが良かれ悪しかれ、私がこれまでに出合った数多くの人たちのおかげとも言えそうです。ふと、長い間やっていた営業という職種を振り返った時、所詮、人を作るのは人なのだということを、改めて実感させられる思いがするのです。さて、どんな職業でも、お金をもらう以上は楽な仕事などありません。一生懸命になって、真面目にコツコツとやろうと思えば思うほど、どんな仕事も大変なのです。

営業という仕事でもそれは同じことで、なかには口八丁で金が面白いように稼げるなどという話も聞きますが、実際に私が経験してきた限りにおいては、そんなウマい話は一切なかったと思っております。一口では到底言い尽くすことなど出来ないような大変な思いは、どんな職業の方にでもあると思います。しかし、そうした中でこそ、人は人として大きな成長と遂げることが出来るのではないでしょうか。さまざまな状況の中で、時として人は窮地に立たされてしまうことがあるものです。しかし、そんな時ほど、助けてくれた人の有難さは、何にも増して嬉しいものです。

一口に人生の楽しさといっても、そうした忘れがたい人を何人持っているかによって、大きく違ってくるものなのではないでしょうか。また、不思議なもので、基本的に自分が真面目であれば、どこからともなくやはり真面目な人が現れ、その人と助けたり助けられたりしながら、より一層充実した楽しい時間を持つことが出来るのです。こんなところが、人とのつながりの中で仕事をしていく、営業職というものの魅力と言えるのではないかと思っているのです。

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ライタープロフィール

ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ