- 個人事業の経理
- 「白色申告と青色申告の違い」「青色申告決算書とは何?」「起業家なら、避けて通れない確定申告」など個人事業の経理を紹介します。
起業家なら、避けて通れない確定申告
2012/08/08
年に1度の確定申告と青色決算申告書の提出は、起業家なら避けては通れないものです。それこそどんな商売であっても、規模の大小にかかわらず、また、書類の書き方が分かろうが分かるまいが、提出しなければ済まないものなのです。それになんといっても、青色にすると経費として認められる幅が、グンと広くなりますから絶対にお得です。書類をはじめて見た当初は、これは会計士さんでも雇わないと出来ないと思われる方も多いようですが、分からなければ分からないなりに、なんとか項目ごとに調べたり聞いたりしている内に、なんだかんだと出来てしまうものです。
確かに簿記などのお勉強も必要ですが、何はともあれ一番大事なのは、お金の流れです。実は私も整体師として、10年ほど治療院を開業していたのですが、当初、この青色申告決算の申告書類を見て暗澹たる思いをした一人なのです。しかし、ただ書類を眺めながら、ウ〜ウ〜と唸ってみても何にも解決することはありません。そもそも、整体師などの仕事に従事する人間の頭にあるのは、自分の技術の向上しかありません。
その他に気にすることと言えば、患者さんとの人間関係をいかに保っていくかということぐらいでしょうか。やれ簿記だとか他の帳簿付けなどいう仕事は、私たち整体師にすれば、それこそ管轄外なのです。それでも、提出する書類を放っておくわけにもいかず、仕方なく額に脂汗をにじませながらボールペンを握ったのを覚えております。ただ、こんな時に頭をよぎったのは、当方としては納める税金はキチット納める意思はあるとのことでした。そして、こちらにそうした誠意があるならば、難しいことは分からなくとも、教えてもらえば何とかなるのではということでした。
そんなことで、最初、私がやったことはというと、普通のノートを使って、そこに、いくら儲かってどんなものににいくら使ったかといった、ごくカンタンな台帳のようなものを作り、それを持って税務署へと足を運ばせたことでした。税務署では待たされはしたものの、私よりかなり若い男性の方が対応に出てくれて、それこそ親切に、そして一生懸命に教えてくれました。そして、その場で私が確定申告と青色決算の書類を出すと一緒にやってくれて、なんと、私があれほど頭を悩ませた書類が、30分もかからず出来上がってしまったのです。さすがにプロとはいえ、いかに年若い青年とはいえ、親切に教えてくれた税務署の職員の方には、今でも感謝の気持ちでいっぱいです。
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ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ