個人事業の経理
「白色申告と青色申告の違い」「青色申告決算書とは何?」「起業家なら、避けて通れない確定申告」など個人事業の経理を紹介します。

青色申告決算書とは何?

2012/08/07

所得税の青色申告決算書とは、一口でいうと、個人で事業をする方にとって、一番厄介な書類と言ってよさそうです。個人で事業などを始める際、開業届とともに、青色申告承認申請書という書類を所轄税務署に提出することになります。すると、毎年の暮れに、所得税の確定申告とともに、この所得税の青色申告決算書という書類が税務署から郵送されてくるのです。

所得税の青色申告決算書とは、個人事業などをする人に対して課税する、所得税の申告用の書類のことです。要するに、この書類に自分で記入し、それにより自分が納める税金の額が決まるというものなのです。また、一般に、「青色申告決算書の提出は3月15日」との表現が用いられることがありますが、より正確に言うと、所得税の申告書である確定申告の提出が3月15日まであって、青色申告決算書はそのための添付書類に過ぎません。

さて、私は整体師として約10年に渡り、治療院を開業してきました。どのような商売でも、その基本は似たり寄ったりかと思いますが、主としてこういう仕事に向けられる意識というものは、いかにお金を儲けるかということと、そのために自分の技術をいかに磨くかということなのです。そのため、儲けたお金の管理と、とくに税務関係などは、ついつい二の次となってしまうのです。ところが、所得税への申告とその納税は、毎年、必ずやってきます。そこで毎年、頭を悩ませるのがこの決算書の書き方なのです。

ハッキリいって、これは慣れないとかなり難しいと思います。本人が納める税金の額を決めるのに、本人が大変な思いをするというのは、考えてみればこれほど可笑しな話はありません。商売人としての素朴な感想として、お金を払う側はもっと楽をしていいのではと、ついつい思ってしまうのです。しかし、そうなると、ならば白色申告にしろと言われそうで、こちらもまた厄介です。しかし、最近では、会計ソフトなども市販されておりますので、この手の書類は苦手という方なら、それを使うと非常にカンタンに書類の作成が出来てしまいますので、お試しになられてはいかがでしょうか。

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ライタープロフィール

ガクドウさん/男性/年齢:50代/横浜市在住、サラリーマン時代から、文章を書く仕事に携わっていた関係から、現在はライターを職とするようになりました。人からちょっと変っていると言われますが、その分、ちょっと違った角度から物を書くことが出来ると思っております。よろしくお願いします。/ブログ