株体験記
みんなはどうなの?株の成功談、失敗談、おすすめ本など、聞いてみたかった投資の話。

株取引で為になった本(上級者向け)

2010/05/02

株取引は大変面白い投資ですよね。会社のオーナーとしての満足感、日々の値動きに対する興奮と刺激。お金が増えたり減ったりするのって、なんでこんなに人間の精神を揺さぶるんでしょうね。投資を本業にしている人達がどのような心理で日々過ごしているのかなど、なかなか知る術がありませんでしたが、この本に出会って少し理解できたような気がします。また、このような人達が天文学的数値のお金を扱っているのかという驚きもありました。

ヘッジホッグ―アブない金融錬金術師たち
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ヘッジファンドのファンドマネージャーの人となりが理解出来る数少ない書籍です。運用業界で働く人達を印象派のタッチで描き、他人のお金を預かる男女の強烈さ、ストレス、弱点、そして不安を一般人にも疑似体験出来るような書き方が特徴的です。

この本を読んで私は、人様のお金を預かることが怖くなりましたし、ある意味では不貞不貞しくなければいかなるビジネスも上手くいかないものなんだろうなという現実を認識させられることとなりました。

次は視点を変えて株取引の実務を知る上で大事な本(というか資格?)をご紹介します。

証券外務員一種合格のためのバイブル
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基本的に、株取引の上級者の定義とは、通算で勝ち越していることと私は定義していますが、現物取引以外の取引について基本的な知識を有し、投資対象として検討できる知識があるというのも上級者の定義に加えても差し支えないでしょう。

信用取引や新株予約権証券、カバードワラント等の全ての外務行為を行うためには証券外務員1種(現在は金融商品取引法下にある)が必要です。一般投資家はもちろん、証券会社の外務員経由で市場へ注文を出すので不要な資格ですが、この資格を取得するためには現物取引以外の取引について正確で必要十分な知識が求められます。それらを身につけるために証券外務員は1種資格を取得するために上述のテキストなどを使用して試験対策を行います。この本を読んで勉強をすれば、投資対象の幅が広がり、機会損失が減ると思います。まあ、勝てるかどうかはわかりませんが(笑)

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ライタープロフィール

ラビット/男性/年齢:20代/神奈川県在住、季節のデザートが好きな20代男性です。よくスイーツ系男子って言われます。でも本当は草食系です。最近はヨガに関心があります。歪んだ骨盤を治したいのです。