葬儀社の仕事体験記
葬儀社はどんな仕事をするの?けみさんの葬儀社体験記を紹介します。

人の死を見つめる機会になる葬儀社での仕事

2014/10/14

人は必ず死ぬものということは頭では分かっているけど、自分はまだ若いから死とは無縁だなんて感じていました。私の家系は長生きなのか両家の祖父母もまだ健全です。その為に死というものがといい存在感じていたのかもしれません。しかし葬儀社に勤務するということは人の死と関わりを持つことです。死に対して考えるきっかけ作りになりましたよ。

葬儀社で働いていると葬儀を依頼する電話が入ってきます。高齢の人の場合もありますし、働き盛りの世代の人、まだ生後間もない赤ちゃんの場合もあります。人の死は急に訪れます。私が葬儀社で働いていることは友人や知人たちも知っていました。その為葬儀の依頼をされることもありました。自分の祖父がなくなったからという人もいれば自分の親がなくなったから葬儀をして欲しいと涙ながらに電話を掛けてくる人も。自分の同級生の親がなくなったという話を聞いたときには自分の親もいずれ亡くなるんだと考えずにはいられませんでしたね。親にはいつまでも元気でいて欲しいけど、人は年を重ねていくもの。死は逃れられない事実です。

葬儀社に勤務するようになってから
葬儀社で働き始めてから優しくなったと言われることが奥なりました。人に対してそれまではキツイところがあったようです。自分では気が付かないことですが、葬儀の現場に出るようになってからその人の気持ちに沿った対応をしなくてはと思うようになったことが大きいのかなと思います。相手の立場になって物事を考えることで人に対してそれまで以上気遣いが出来るようになったようです。それまでがワガママし放題だったにかもしれませんが。人に対して優しく、気遣いが出来るようになったことが原因なのか、大人になって友人が増えました。一緒に御飯に行こう、一緒に飲みに行こうと誘って来る友人が増えたのも私の性格が以前よりも優しくなったからなのかな。

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ライタープロフィール

けみさん/女性/年齢:40代/岡山県在住/子供二人の母、大学時代に塾講師を経験そのまま就職するが、公務員試験に挑戦。地方公務員となるが二人目を妊娠し退職。大学時代にアルバイトをしていた塾で再び塾講師に。