葬儀社の仕事体験記
葬儀社はどんな仕事をするの?けみさんの葬儀社体験記を紹介します。

葬儀社に務めた理由

2014/09/05

私は結婚を機に仕事を退職していたのですが、専業主婦も暇だなと感じていた時に、親戚から頼まれて葬儀社に勤務していた経験があります。親戚が葬儀社を経営していたことから葬儀会社でお手伝いをしていました。 葬儀会社と言うとイメージが悪い人も多いでしょう。親戚も一昔前は人の不幸を商売にしていると影口をたたかれたことがあったとか。私の結婚後決まる前に、叔父はうちの父に葬儀会社を経営していることで姪の結婚が破談になることがないだろうかと話したことがあったようです。実際には叔父が心配するようなことはなかったのですが。

近所の人の視線
結婚後専業主婦を少しだけしてすぐに働き始めるとご近所の人たちがどこへお務めなのかを聞いてきました。葬儀社ですと言うと、年齢が高い人たちは決まって「どうして?」「結婚で仕事を辞めなければよかったのに」「もっと良い就職先があったでしょ?」と少し顔をしかめながら言ってきました。叔父が経営しているのでと答えると「それなら仕方がないね」と納得の表情が表れます。明らかに葬儀社に対して差別があるんだなと強く感じました。叔父が葬儀社を軽視していることから私は幼いころから葬儀社に対して差別など感じることはなく、それよりもすばらしい仕事であると感じていました。ご近所の人たちは何気ない一言だったかもしれないけど、私には心ない一言だなと思い、かなり悲しくなってしまいました。

叔父が私に
気分がめいっている私に対して叔父は葬儀の仕事が嫌ならいつでも辞めていいのだと話してきました。子供のいないおじ夫婦にとって私は子供のような存在らしく、幼いころからかわいがってもらっています。そんな叔父たちに葬儀社を手伝ってほしいと言われたのですから自分としては恩返しするつもりで一生懸命仕事がしたいと思っていました。ご近所の人に言われたことは気になりましたが、後ろめたいことは何一つないので叔父たちの仕事を手伝うことに決めました。

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ライタープロフィール

けみさん/女性/年齢:40代/岡山県在住/子供二人の母、大学時代に塾講師を経験そのまま就職するが、公務員試験に挑戦。地方公務員となるが二人目を妊娠し退職。大学時代にアルバイトをしていた塾で再び塾講師に。