フィリピンでモンキービジネス
資金ゼロから数万円で開業できるスモールビジネス、投資ビジネス、リゾートビジネス、などフィリピンのビジネスについて紹介します。

フィリピンの懲りない人達

2012/12/10

フィリピンで成功した人も、失敗した人も、皆フィリピンの魅力に惹かれているのです。フィリピン人の明るく屈託の無い性格、明日は明日という気楽な生き方子供がそのまま大きくなったような素朴感、そして美しい自然に惹かれるのです。

フィリピンのホテルでは日本人の旦那さんがフィリピンの奥さんに、大声で怒鳴っている場面を良く目撃します。「フィリピンにはマナーもルールも無い、こんな国に移住なんかできるか?」正解です、フィリピンでは日本のマナーもルールも通用しません。だから、貴方がフィリピンに併せないと移住はできません。

「ドロボーは多いし、お釣りは誤魔化すし、値段はぼったくるし、最低だなフィリピンは?」半分正解です、ドロボーは日本にもいますが貴方の警戒心がボケているのです。日本はお釣りを誤魔化しませんが、発展途上国では良くある話です。その場でお釣りを勘定しなかった貴方にも責任があります。

フィリピンではデパート以外に値札は付いていません。物の値段は交渉で決めます。場違いな場所で買い物や食事をすれば、外人プライスになります。で・・貴方はフィリピン何回目ですか?と聞けば5回目、6回目と答えてきます。

フィリピンで一文無しになり、困窮状態に陥り、領事館に救いを求めても助けてくれません。VISAやパスポートの期限が切れて、強制送還になった日本人が多数います。帰国後に生活保護を申請し、フィリピンで悪化した病気を無料で治療しほんの数十万円蓄えただけで、またフィリピンに帰ってきます。

二度目は誰も相手にしませんが、片田舎に引きこもり隠遁生活をはじめています。一度地獄を味わった日本人は生命力が強く、1日50ペソ(100円)の収入で暮らせるのです。しかし、日本で生活保護を受けている方が楽だと思うのに何故フィリピンに戻ってくるのでしょうか?

ネイティブハウスの軒下を借りて生活している、日本人に話を聞いた事があります。「食事はどうしてるの?」「この家の残り物を貰ってるよ、番犬の代わりとして飯がもらえるんだ」「収入はどうしてるの?」「収入なんて無いさ、タバコは貰って、酒はサル酒さ」「日本には帰らないの?」「日本に帰っても家族はいない、死ぬならばフィリピンで死にたいだけさ」私は思わず心の中で呟いてしまいました。

フィリピンで死ぬのは勝手ですが、領事や日本人会が大変です。せめて葬式代くらいは確保しておきましょう。でも、あなたは多分長生きしますよ。しがらみやストレスを全部日本に置いて来たのだから・・

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ライタープロフィール

Jack天野/男性/年齢:50代/セブ島在住/13歳より横須賀の将校クラブでドラマーデビュー、20歳でハモンドオルガン奏者、その後ピアノの弾き語りとしてファイアットリージェンシーと契約し東南アジア各国のホテルロービーピアニストを務めました。ちょっとマイナーな部分も含めて、楽しい記事を書きたいと思います。宜しくお願いします。