旦那様はアメリカ人
食生活の大ギャップ、価値観の違い、言葉の壁など、アメリカ人の旦那様との面白い話を紹介します。

旦那様の変わった趣味

2015/08/26

イグアナのバディーちゃん

イグアナのバディーちゃん

私の旦那様、実は変わった趣味をお持ちなのです。普通の人からしたらギョッとしてしまう様な事で、周りからは良く警戒されます。さて、何でしょうか?ヒントは、動物の何かが大好きなのです。さて、もう分かりましたか?

正解は、爬虫類が大好きなのです。以前はイグアナのバディーちゃんを7年間飼っていた主人。その愛し方も半端がないのです。まず、バディーちゃんを一度もケージに入れたことはなく、普通に家の中をノソノソと歩かせていました。ですので、訪ねてくる人は目をまん丸にして驚いていました。中には、そのまま引き返してしまう人もいるほどでしたよ。ですがバディーちゃん、とってもお利口さんで、トイレの場所やベッドの場所をしっかりと自分で決めていました。名前を呼ぶと近寄ってきたりと、本当に可愛らしいイグアナだったのですよ。

そんなバディーちゃんもこの世を去り、現在はビアードドラゴンという種類の、小さなドラゴンちゃんを飼育しているのです。トカゲの様な外見ですが、とても懐っこいのです。普通、トカゲなどはすばしっこいイメージですが、ビアードドラゴンはとても飼育しやすく、人が大好きなのです。そして何と言っても主人をメロメロにしてしまうのが、くりくりの目です。言われてみれば、本当に可愛らしい目なのです。

主人の溺愛ぶりには私も引いてしまうほどで、「Oh, my baby! Come to daddy」などと言ってキスをしたり、ドライブに連れて行ったり、気持ち悪いくらいですよ。極めつけは、マッサージまでしてあげているのです。本当に大好きなんですね。

私も以前は、爬虫類は苦手でした。ですが最近では、主人の影響もあり、可愛いとさえ感じるようになりました。犬でも、猫でも、ドラゴンでも、愛情さえしっかり与えれば必ずそれに答えてくれるのですね。今飼育しているドラゴンちゃんも、自分のベッドやトイレはしっかりと決めていて、食事の時間にも決まりがあるようで、とても几帳面な性格の持ち主です。例えトカゲであっても個性があるものだと感心してしまいます。

アメリカでは、ペットショップにこういった爬虫類が沢山売られているのが特徴的ですね。日本ではあまり見られませんでしたので、引っ越した当初は驚きました。

この様に少し変わった主人の趣味ですが、近頃は私も我が家のリトルドラゴンに溺愛してしまっているのでした。

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ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。