旦那様はアメリカ人: 食生活の大ギャップ、価値観の違い、言葉の壁など、アメリカ人の旦那様との面白い話を紹介します。

大好き！ポットラック

2015/07/14

ポットラック

皆さん、ポットラックをご存知ですか？アメリカに来て、私はこのポットラックの虜になってしまいました。

ポットラックとは、いわゆるパーティーなどの席で一人一人が何か一品食べ物を持ち寄るスタイルのことです。迎える側のホストが食事を準備するのではなく、参加するゲスト全員が一品ずつ食事を持ち寄る形式が、アメリカではポピュラーです。ですので、20人集まれば、バイキングのように20通りの御馳走がテーブルに並びます。デザートだけでもかなりの種類が並びますので、本格バイキングに行ったかの様な気分になれます。それも全て手作りですので、レシピを聞き合ったり、親睦を深めるのにとても楽しい時間を過ごすことができるのですよ。

すっかり、私はこのポットラックの虜になりました。ポットラックの形式は、とても簡単ですし、お互いが気を使い合わなくていいので大変楽です。会費制のパーティーはお金もかかりますが、ポットラックパーティーは何か一品持ち寄るだけですので、お財布にも嬉しいのです。

教会などでは、毎週ポットラックが行われるところも多いです。そんなこともあり、主人は週末になるとご飯を食べにいく感覚で「教会にいこうか？」と言います。日本は何かと全てお金でお祝いをしたり、お礼をしたりしますが、アメリカではお金でお祝いをしたり、お礼をするような習慣はあまり見られません。逆にお金をあげると失礼に値したりすることもあります。ですが、ポットラックのように料理を持ち寄ったり、ホリデーシーズンには、ケーキや焼き菓子を焼いたりして配る事でお祝いし合ったり、そんな心と心が繋がるような習慣があるのは素敵だと思います。

私も、今年のクリスマスは沢山の焼き菓子を焼き、お世話になっている友人たちに配りました。アメリカでのクリスマスは、とっても幸せなシーズンです。

こんな至福のシーズンには、ここに来て良かったと思うのでした。

ライタープロフィール

シャイロさん／女性／年齢：20代／カリフォルニア在住／日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。