旦那様はアメリカ人
食生活の大ギャップ、価値観の違い、言葉の壁など、アメリカ人の旦那様との面白い話を紹介します。

思わず喝を入れたくなる?!旦那様の嫌いな食べ物

2015/07/24

国際結婚ですので、食文化の違いは当たり前ですね。食文化の違いで苦労されているカップルも多いのではないでしょうか。私も食文化の違いに関しては、何度が紹介させて頂いていますが、今回は旦那様の大嫌いな食べ物をご紹介したいと思います。

日本で生活していた頃、私たちが暮らしていた所は海まで徒歩5分ほどの町でした。環境はとても良く、海産物がとても美味しいのが特徴的で、私もそんな所で生まれ育ちましたので、魚介類が大好物です。中でも、プリプリの海老やホタテ、イクラやたらこなどは大好物で、アメリカで生活している現在ではなかなかこの様なものを食べられないのが悲しいほどです。

主人の大嫌いなもの、それは正に先程挙げた私の大好物なのです。

以前、アメリカでパーティーに呼ばれた際、お皿に出てきたメインディッシュは、身が引き締まってプリップリの大きなロブスターでした。それを自慢げに提供するパーティーのオーナーは、正に誇らしげで、それがどれだけ新鮮で素晴らしいロブスターかを説明していました。バターとレモンをかけて頂くロブスターは素材の甘味があり、新鮮でまさに絶品でした。私にとっては最高に幸福な瞬間でありました。ですが、隣を見ると主人が真っ青な顔をしています。ああ!そういえば!・・・・主人が海老嫌いだというのをスッカリと忘れていました。いくら主人が食べられないからといって、主人のものまで食べてしまうのも、レディーとして行儀が悪いと思い、食べたいのをじっと我慢。主人に一口でもトライしてみるように勧めましたが、結局主人は一口も手を付けないままパーティーを後にしました。

なんだか、せっかく高級品を提供してくださったオーナーに申し訳ない気分で、その後「何であんなに美味しいものを食べないのよ!」なんて喧嘩になったのを覚えています。たらこや、イクラなどの魚卵系なら分かりますが、食べず嫌いで海老を食べないのには腹が立ってしまったのです。勿論、蟹も駄目ですし、イカ、タコ、ホタテも食べません。カッパ海老煎などのスナックも警戒して食べないのですから面白いです。

他にこれは絶対ダメだというのは、納豆です。これも正に私の大好物なのですが、主人の隣で食べることすら許されません。納豆を食べればその日はキスもしてもらえない程、主人は納豆が大嫌いなのです。

こんなにも私の大好物ばかりを否定されると悲しくなります。アメリカでは、なかなか魚介類も高いですし、納豆も手に入りにくいので主人には好都合でしょうが・・・・。

何だか食文化の違いに時折ため息をついてしまう今日この頃なのでした。

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ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。