旦那様はアメリカ人
食生活の大ギャップ、価値観の違い、言葉の壁など、アメリカ人の旦那様との面白い話を紹介します。

ワオ!さすがアメリカ、挨拶のギャップ

2015/05/14

日本でも外国人と交流をする機会が沢山ありますが、その時に一番戸惑うのが挨拶です。最近では、日本でもハンドシェイクをして挨拶をするのが当たり前になってきましたが、一昔前まではハンドシェイクよりも、お辞儀をするのが礼儀正しく一般的でしたね。外国人の方と初めて会う時には、ハンドシェイクが無難ですが、二度三度と顔を合わせるにつれ、ご存知の通りハグが挨拶代わりになりますね。そうとは分かっていても、なかなか付き合ってもいない男性や、年配の方とハグをするのは私にとっても最初は戸惑いがありました。「彼氏ならともかく、知らないおじさんとまでハグをするなんて・・・」こんな感情をもった事も何度か有りました。

初めて主人の家族と会った時に衝撃的だった事と言えば、義母にキスをされたことでしょうか。ハグだけだと思いきや、ホッペに何度かキスをされた時には、正直戸惑ってしまいました。

そして、もう一つ驚いたのが、ハグは挨拶の時だけではないのです。もちろんその家庭にもよるかと思いますが、私の主人の家庭では「Thank you 」を言う度に、必ず義父がハグをしてくるのでした。その回数は、1日10回程です。これには未だに違和感というのを感じる私ですが、主人の家族が日本に来た際には、私の家族も初めてのハグに驚きながらも、半分楽しんでいる様子が見えました。日本では、普段なかなかハグをする機会がありませんしね。

実際、ハグって素晴らしいものだと思うのです。抱きつく事で感じられる相手の体温やぬくもりは、握手以上のものがあります。マジックにかかったかの様に、ホッとする一瞬がそこにはあるのです。私は子供の時以来、両親に抱きついた経験がありませんでしたが、国際結婚をしたお陰で、両親と再会する度に子供に戻れる一瞬に恵まれる様になったのです。それは恥ずかしい反面、とても嬉しいことでもあります。その気持ちはきっと両親も同じでしょう。

国際結婚をして、家族が遠く離ればなれに生活しなければいけない反面ですが、逆に以前よりも家族の距離が近くなった気がするのでした。

皆さんも、大切な人にもっともっとハグをしてみてくださいね。

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ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。