旦那様はアメリカ人
食生活の大ギャップ、価値観の違い、言葉の壁など、アメリカ人の旦那様との面白い話を紹介します。

出会いは現代的

2015/05/28

国際結婚をしていると必ず聞かれるのが、「お二人の出会いは?」という質問です。正直言うと、一番聞かれたくない質問がこれなのです。良くロマンティックな出会いを耳にします。「ハワイに旅行中に出会ったの。」とか、「留学中に恋に落ちたの。」など、話を聞いていてとても素敵だな〜と感心してしまうのです。ですが、私たちの出会いはコンピューター一つでした。

始まりは、いつもの様にインターネットのブログに毎日送られてくる、メッセージボックスをチェックしていた時でした。その日は珍しく外国人の方からのメッセージがあったのです。空けてみるとプライベート用のメールアドレスまで記載されているではありませんか。そして「君からのメールを待っているよ。」こんな感じで書かれていましたので、プレイボーイがイタズラをしているに違いないとしか思いませんでした。

そして次の日、英語や外国文化に興味があった私ですので、なんとなくその彼にメールを送ってみる事にしたのです。もちろん直接彼のメールアドレスにではなく、ブログ専用のメッセンジャーを使いました。そしたら、すぐに返事が来たではありませんか。話によると、彼は日本ではなくアメリカ在住で、武術が趣味とのこと。日本舞踊をやっている私にとって彼との会話には共通性があり、気がつけば8時間以上もチャットをしていたのです。そしてその次の日も、また次の日も、毎日のように話すようになりました。

そして出会いから数ヶ月後、彼は日本に会いに来てくれたのです。そして、私の実家にまで挨拶に来てくれました。これには彼の直向きな気持ちが伝わってきました。そして、帰国後もまた数ヶ月後に会いに来てくれたりと、金銭的なことは気にせずに、とにかく私の信頼を得ようと頑張ってくれた彼に私もいつの日か心を奪われたのでした。

スマートフォンが急激に普及した今の時代、ネット上で知り合うカップルも多くいる様です。ですが、どの出会いも安全だと言う訳ではありません。結婚詐欺のような現状も多くあるのです。素敵な主人に出会えた私はたまたまラッキーであったと思っています。

そんな訳で、今でも当時使っていたコンピューターは神様のように大切にしていますよ。

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ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。