旦那様はアメリカ人
食生活の大ギャップ、価値観の違い、言葉の壁など、アメリカ人の旦那様との面白い話を紹介します。

旦那様は大学生?!

2015/06/18

はい、そうです。実は、私の主人は大学生なのです。「え?いくつなの?」と思われる方が殆どだと思います。実際に、「旦那は大学生で・・」なんていう話をすると、決まって聞かれるのが年齢のクエスチョンです。日本では、大学生と言えば20代前半のとってもキャピキャピとした、キャンパスライフを楽しんでいる、まさに青春というイメージが強いですが、アメリカではキャリアのために40代になっても、50代になっても、60代になっても大学に通う人が多くいます。実際に私の主人は30代前半ですが、こちらでは何の偏見も無く、ごく当たり前のように大学へ通っています。

近年では景気の悪化に伴い、雇用形態も非常に厳しい状況ですし、より多くの大人たちが第二の人生を夢見て再び学校で勉強するのは、アメリカでは決して珍しいことではありません。実際にトム・ハンクス主演の『幸せの教室』という映画を観て頂くと、よく分かるかと思います。個人的にもとってもオススメな映画ですので、機会があれば是非チェックしてみてくださいね。

「ご主人が学生だと、仕事はどうしているの?」なんていう質問もよく受けますが、アメリカの大学は社会人にもとても優しくプログラムされていますし、主人の場合は午前中に学校へ行き、午後からはフルタイムでしっかりと働いているのです。しかも、州からの補助金もあり大学の費用は実質0円です。日本では考えられませんね。勿論、様々な条件や審査があるのですが、まだまだ新婚の私たちにはありがたいシステムです。主人の場合は、産まれ育ったのがカリフォルニア州ですので、州外での教育だと日本の様に何百万、数千万とかかってしまいます。アメリカでは、州が国境のようなもので、法律も違えば人の雰囲気も違うのでとても興味深いです。

そんな訳で、私は大学生でもある主人を毎日頑張って支えています。食べるものだけは、美味しいものをと思っていますので、毎日主人のエネルギーの源になる食事作りを頑張っています。ですが結局、焼き肉のタレやら、マヨネーズやらで味がごちゃ混ぜの主人の創作になってしまうのですが、それでも毎日「おいしい」の笑顔が見られるのは幸せなことです。

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ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。