旦那様はアメリカ人
食生活の大ギャップ、価値観の違い、言葉の壁など、アメリカ人の旦那様との面白い話を紹介します。

まるで映画の世界?!

2015/08/07

私の住んでいるアパートでは、黒人さんのコミュニティーが殆どです。私自身、人種差別的な感覚は全く持っていませんが、それにしても黒人さんは迫力があり、一見アジア人のわたしたちから見ると少し怖い印象があります。ですが、黒人さんは話してみるととても陽気で素敵な人ばかりですね。そうなのですが、先日まるで映画の様な瞬間をみてしまったのです。

それはある日、アパートに車で帰ったときのことでした。いきなり車の前を何かが横ぎったのです!「え?なに?人??それとも動物?」慌てて車を止めると、一人の黒人女性が泣きわめきながら道路を大暴走しているではありませんか。良く見ると、救急車が一台にパトカーが3台も止まっているのです。何が起こっているのか、そんな事はどうでもいいのです。ただただ自分の身の安全を確保しようとアパートの部屋に飛び込みました。

アパートに一旦入り落ち着きを取り戻し、部屋の窓から覗いてみると、泣きわめく女性を警察が必死に押さえつけているのが見えました。怒鳴り散らすような汚い言葉が部屋まで聞こえました。まるで映画の世界を連想させます。自分が今この場にこの瞬間に存在しているのが不思議なほどでした。

実際に何が起こったのか、原因は未だに分かりませんが、噂によると家庭内暴力が原因だそうです。

アパートの近くでも、これに留まらずよく悲しい現実を目にします。黒人の子供たちがドラッグを売りさばいているのです。この間も何人かが警察に捕まっていました。その子たちの将来を考えると「あ~なんて可哀想なんだ。」と胸が痛くなります。

アメリカでは、子供が一人で歩いている光景をあまり見る事がありません。私の日本の実家は田舎ですので、子供が一人でお遣いに出掛けたり、友達同士で登下校する様子を良く見かけました。アメリカではどうでしょうか。もし、アメリカで一人歩いている子供がいれば、まず警察に通報するでしょう。もちろん住んでいる地域にもよるかと思いますが、道路の電柱にはよく「探しています」のポスターが貼られています。悲しいですが、現実としてこの様な事が起こっているのです。決して映画の中だけの世界ではないのですよね。

「子育てはアメリカでするの?」と良く聞かれますが、正直どっちを取るべきか分かりません。日本の良さ、アメリカの良さ、両方ありますが、第一はやはり安全性かと思います。日本の方がとても平和です。平和ですが、日本も何かと災害が心配ですよね。

皆さんはどう思いますか?ちょっと考えさせられる様な内容になってしまいましたが、アメリカライフ・・・今日も安全第一で楽しく頑張っていきますね。

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ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。