旦那様はアメリカ人
食生活の大ギャップ、価値観の違い、言葉の壁など、アメリカ人の旦那様との面白い話を紹介します。

一番の難関?!両親への挨拶

2015/06/02

国際結婚をするに当たって一番気になるのが、やはりご両親の反応ではないでしょうか。少なくとも私たちにとってはそうでした。

アメリカ人の彼の方のご両親にとっては、元々人種がミックスされたアメリカですから、どんな人種でも大歓迎というのがあります。ですが、やはり問題は日本の私の両親でした。

外国人の彼氏がいる事は知らせていたものの、いざ結婚となるとやはり色々と大変でした。まずは、外国人に対して信用がおけないという点でした。私の親戚でもアメリカ人の男性と結婚した人がいましたが、残念ながら家庭内暴力から離婚をしていたのです。他にも、周りの友人で国際結婚をしている人はほとんど離婚をしていました。しかも、皆さんお相手がアメリカ人なので、両親の勝手なイメージで"アメリカ男性は暴力的・浮気者"という考えが定着していた様なのです。そんな環境にありながら、主人はどれだけ本気に私を愛しているかを見せる為に、日本の色々な文化を進んで学習しましたし、父の重労働な手伝いも進んで申し出ました。祖母や祖父の手伝いや、私の兄の手伝いまで、人手が足りなければすぐに、自ら行動を起こしました。そんな風に生活をしているうちに、いつの間にか家族のスーパーヒーローの様になった主人は、皆から受け入れられていったのでした。こうして文字にするのは簡単ですが、主人にとっては大挑戦だったことでしょう。今ではそんな主人を誇りに思っています。

そんな中で家族が学んだことは、人種や文化は関係ないと言う事です。言葉も関係ありませんでした。まさに、家族の心と心が繋がり合うという事を経験できたのも、主人のお陰だと思っています。幼い頃から外国に憧れていた私ですので、いつかは青い目の人を連れてくるのだろうと、両親も心に思っていたそうです。

これから国際結婚をお考えの方もいらっしゃるかと思いますが、一番大切なのは、どれだけお二人が愛し合い真剣に交際をしているか、そしてどれだけ自分がこの人と一緒になれたら幸せかという事をご両親に伝える事だと思います。両親が恐れているのは、あなたが傷ついてしまうことに他なりません。「この人と一緒になれたらこんなに幸せ!」そんな気持ちを伝えられたら、きっと納得してくれるのだと思います。そしてもちろん、ここまで日本で育ててくれたご両親に感謝の気持ちを伝えるのはとっても大切ですね。

皆さんが幸せな結婚生活を送れますように願っています。

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ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。