旦那様はアメリカ人
食生活の大ギャップ、価値観の違い、言葉の壁など、アメリカ人の旦那様との面白い話を紹介します。

仰天!食生活の大ギャップ

2015/04/30

国際結婚をして早3年が過ぎますが、私の主人はアメリカ人です。アメリカ人と一言で言っても、ご存知の通り、この国では多様な人種がミックスされています。

アメリカ人と聞くと食生活のイメージはどうでしょうか?ステレオタイプなのが、ハンバーガーやステーキ、チップスなどを毎日食べているイメージでしょうか?確かにお肉好きな人は多いですし、ジャンクフードも何処にいっても目に入りますが、食生活はその家の家系にもよるのです。

私の主人は、イタリアとドイツのミックスですので、どちらかといえばイタリア料理を好みます。アメリカ人でも、チャイニーズアメリカンや、ジャパニーズアメリカンも沢山いますから、そんな方々は勿論アジア料理を好んで食べますしね。

私は、日本生まれの日本育ちですから、やはり和食が大好きです。シンプルに素材の味を楽しみながら頂くことに至福を感じます。白い炊きたてのご飯は、お米の甘みや粘りがあり、本当に美味しいですよね。ですが、実は結婚当初にすごい光景を目にしてしまったのです!

ご飯を一粒一粒味わっている私の隣で、主人はあるものを白いご飯にぶっかけているではありませんか。何だと思いますか?

なんとそれは、"やきにくのタレ"でした。これは、国際結婚をして一番ショックだった事かもしれません。元々料理好きな私ですので、イタリアンや、フレンチなどにとても拘りがあり、味に少しもの狂いがないように正確に味付けをします。そんな私にとって、主人がした行為には目を疑うものがありました。

ある日のディナーの準備をしていた日のことでした。その日は、主人のご両親も招いていましたので、いつもに増して気合いをいれて料理していました。出来上がりは、完璧でした。とても美味しくし上がりましたので、家族の反応が楽しみでした。

キノコのリゾットや、魚のポワレ、野菜のポタージュなどがテーブルに並びました。ですが、次の瞬間私は見てしまったのです。口を付ける前から、なんと全ての料理に主人があの焼き肉のタレをかけだしたではありませんか。そして隣をみると、義父はハバネロソースを全ての料理にかけ、激辛にしているではありませんか。これにはさすがにショックで言葉になりませんでした。

「おいしいよ。」と言われても、何の説得力もありません。「全部同じ味じゃないの?」と聞き返したくなりました。

今でも、この何にでもぶっかけに関しては、時々喧嘩になることがある程です。身体にも良くありませんしね。それに、せっかく作ったお料理ですから、やはりそのまま食べてもらいたいものです。

とは言っても、実際にアメリカに住んでいると、私自身も味の濃いものに舌が慣れてしまい、以前迄は甘すぎて食べられなかったケーキなども、今では簡単に食べれる様になってしまったのです。

海外に住んでいる場合は、なるべく外食は極力避け、日本の調味料を使いシンプルな味付けを心掛けたいものです。 日本食はやっぱりいいなと、つくづく思うのでした。

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ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。