旦那様はアメリカ人
食生活の大ギャップ、価値観の違い、言葉の壁など、アメリカ人の旦那様との面白い話を紹介します。

マザーコンプレックス?!

2015/05/20

日本では、母親に対して過度な愛着を持っている男性の事を、"マザコン"と称することがありますね。女性がとても嫌がるタイプが、このマザコン男であると言われています。

私もマザコンな男性は苦手でした。結婚してから何かとトラブルになる様な気がしていましたし、出来る限りそのような男性とのお付き合いはしない様に見極めていました。そんな私ですが、国際結婚をし、外国人の主人を持つようになってから、そんな価値観が変わりました。

私の主人の母親に初めて会った時の事でした。もちろん、アメリカですから親子でもハグは当たり前ですね。ですが次の瞬間、ハグだけではなく主人の方から母親にキスをするではありませんか。初めて目にする光景にカルチャーショックを覚えてしまいました。日本ではあり得ない光景ですからね。

とにかく主人は母親を大切に扱います。いつも母親の体調や様子に気を配り、身体が不自由な訳ではないのですが、母親のために車のドアの開け閉めまで徹底していました。「この人マザコンなのかな?」と思う気持ちも有りましたが、彼の健気な行動を見ていると、マザコンだなんてとんでもない、ただ単に親思いなんだという様に納得しました。主人のお母様も私にはとても優しく、私を大切に扱ってくれますので、夢の様に良い関係を築いています。アメリカの友人・知人を見てみても、やっぱり皆さんお母様思いです。そして、そういう人こそ幸せな家庭を持ち、社会でも成功していることに気がつきました。

日本では、母親に感謝はしているものの、なかなか照れくさくて行動で示せない事が多いです。そんな中で、母親に日頃から感謝し愛情を示すマザコン男性さん達を少し見習ってしまうのでした。

日本にもアメリカ同様"母の日"というのがありますね。そんな1日だけでも、お母様に何か親孝行が出来たらとっても素敵ですね。

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ライタープロフィール

シャイロさん/女性/年齢:20代/カリフォルニア在住/日本・アメリカで舞踊家として活躍。伝統芸能伝承を目標に子供達のためのワークショップに努める傍ら、趣味でモデルやライター活動もしています。