社会福祉士の資格を取得する方法
けみさんの社会福祉士の資格を取得する方法を紹介します。

社会福祉士とはどのような資格か

2015/01/05

社会福祉士は、昭和62年5月の第108回国会において制定された「社会福祉士及び介護福祉士法」で制定された、社会福祉業務全般に携わる人の国家資格になります。ただし、社会福祉士資格は、国家資格ですが医師や弁護士のように「業務独占」の資格でなく、「名称独占」の資格になります。社会福祉士ではない人が社会福祉士の仕事をしたり、福祉の相談を受けても、問題はありません。法律上はいっこうにかまわないのですが、ただ、資格を取得するための勉強をしていないことで本当に的確な指導やアドバイスが出来るとは限りませんが。社会福祉士は、だれでもなれるのではありませんから。

社会福祉士の資格を得るためには、「社会福祉士国家試験」に合格しなければなりません。国家試験を受けるまでにはいろいろな方法がありますが、大きくは大学等で指定科目を履修する、短大等で指定科目を履修して実務1〜2年を経験する、養成施設を経る、指定施設で実務を5年以上経験するという4つの方法が主なものです。

社会福祉士とは「専門的知識及び技術をもって、身体上もしくは精神上の障害があること、または環境上の理由により日常生活を営むのに支障がある者の福祉に関する相談に応じ、助言、指導その他の援助を行うことを業とする者」と定義されています。社会福祉士の仕事の範囲や対象は多岐にわたります。お年寄りや身体・知的障害者、ひとり親家庭などの相談にのり、それぞれの状況に応じた支援を行います。具体的な例を挙げると、自分の子どもの障害にあった適切な指導・療育をしてくれる施設・病院はどこなの?という相談に乗ったり、認知症の親を看てもらえる施設があるの?という相談に乗り適切な施設を探すことなど。社会福祉士は、福祉の事に対して色々と専門的知識を持ってアドバイスを行いのです。そのために多くの福祉に関する知識を身につけておくことが必要不可欠です。

関連記事
ライタープロフィール

けみさん/女性/年齢:40代/岡山県在住/子供二人の母、大学時代に塾講師を経験そのまま就職するが、公務員試験に挑戦。地方公務員となるが二人目を妊娠し退職。大学時代にアルバイトをしていた塾で再び塾講師に。