- 介護の仕事体験記
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なぜグループホームだったのか?、グループホームとは?
2011/12/05
ひとくちに介護の仕事といっても、様々なものがあります。その施設の規模による違いもありますが、形態によって仕事の内容が大きく変わってきます。
介護の仕事は、大きく3つに分けることができます。まず自宅を訪問して行う、訪問介護(在宅介護)の仕事です。買い物から入浴まで、規定された範囲内の仕事を、高齢者の希望に従って自宅で行ないます。
そして通所で行なうディサービスなどの仕事です。これは施設に通所してくる高齢者を、その施設内で介助する仕事です。食事介助、入浴介助、皆でゲームをするなど、自宅から施設までの送迎も行う介護の仕事です。
そして最後が、施設に入所して行なう介護の仕事です。これにはショートステイなどの短期入所介護がありますが、施設サービスとして特別別養護老人ホームや老人保健施設などがあります。そしてそのほかに地域密着型サービスとして、小規模多機能型居宅介護、認知症対応型共同生活介護(グループホーム)などがあります。
介護の仕事としては、食事、入浴、移動など、その内容はよく似ています。しかし同じ仕事でも、自宅と施設では設備的な違いがあります。そして特別養護老人ホームと認知症対応型共同生活介護(グループホーム)では、また大きなちがいがあります。
両施設ともに、入所可能な高齢者は、要介護1〜5です。しかしグループホームの場合には、認知症であるということと、少人数による共同生活を営むことに支障がないこと、という文言が加わっています。認知症であり、かつ少人数でなら共同生活を営むことができる高齢者であるということです。
実際、グループホームで一日体験でしたところ、要介護3までの高齢者が多く、その殆どが自立していました。介護職である職員は、出来ないことだけに手を貸したり、出来ないことが出来るように高齢者を促していました。
職員と入居者が一緒になって、食事作りやオヤツ作りもしていました。グループホームは、人と人の「ふれあい」が一番感じられる、私が求めていた職場でした。
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キイチロウ/男性/50代/福井県在住/ごく普通の仕事をしていて、ごく普通の考え方をする、ごく普通の趣味を持った、ごく普通の外見の人間です。ただ他の人よりも少しだけ、人間ウォッチングに優れていると自分では思っています。