家庭教師体験記
「家庭教師として生徒に好かれるために」「家庭教師先の両親との関わり」「小学生を教えた時は」「初めての中学生の生徒を持って」「トラブルについて」など家庭教師体験記を紹介します。

家庭教師をしている生徒が受験に合格した時の嬉しさは自分の時以上

2014/06/11

家庭教師として受験時期の生徒さんを受け持つことが多かったですね。受験半年前などになりどうしても成績が上がらないので、家庭教師を雇って徹底的に勉強させようと思うのでしょう。子供たちはそれまで塾に通っているのですが、塾では他の生徒もいるので勉強をしたつもり、問題が分かったつもりになっていたようです。1対1で勉強を見ることで、本当に分かっているところ、分からずに適当に流していたところが判明します。徹底的に分からないところを集中的に勉強することで成績が徐々に上がっていきます。

受験シーズンには胃がきりきり
受験生を複数抱えるとかなり精神的に堪えます。私立高校や私立中学、公立高校、など受験日や合格発表の日をスケジュール帳に記載。みんなに合格して欲しいと思いますが、やはり中には無理があるのではないかと思うような受験をしている子も。家庭教師として嬉しいと感じたのは合格が分かって両親よりも学校の先生よりも真っ先に私に知らせたのだと教えてくれる時。本当に嬉しさを感じましたね。勉強をさせること、成績が思うように伸びないで悩んでいたことなど一気に吹き飛びます。そんな中私が担当した中学3年生の女の子が受験に失敗。ご両親の落胆ぶりも相当なものでした。希望する学校に入れないことでの落ち込みようが心配になるほど。その後3日間毎日彼女のもとに通って励ましましたね。受け持った生徒で受験に失敗したのはその子が初めてだったので、私もどのような対応をすればよいのか悩みました。適切なアドバイスが出来ているのか、表面的な都合のよい言葉ばなり並べていないかなど、自分の言動に対して向き合う時間にもなりました。結局高校受験に失敗した彼女が第二希望の高校に通い始めて会った時に、高校が楽しい、友人がたくさんできたなどという話を聞いたときにやっとほっと出来た気がします。

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ライタープロフィール

けみさん/女性/年齢:40代/岡山県在住/子供二人の母、大学時代に塾講師を経験そのまま就職するが、公務員試験に挑戦。地方公務員となるが二人目を妊娠し退職。大学時代にアルバイトをしていた塾で再び塾講師に。