家庭教師体験記
「家庭教師として生徒に好かれるために」「家庭教師先の両親との関わり」「小学生を教えた時は」「初めての中学生の生徒を持って」「トラブルについて」など家庭教師体験記を紹介します。

家庭教師になり生徒第一号として小学生を教えた時は

2014/05/28

家庭教師第一号の生徒となったのは小学低学年の女の子でした。初めて会った時のことは今でも覚えていますね。ご両親とお話をしている時に柱の陰に隠れて恥ずかしそうにしている姿はかなりかわいい印象でした。しかし、ご両親からはわがままに育ててしまったから今までに2人の家庭京さんが辞めてしまったとのこと。家庭教師側に問題があったのかもと気楽に考え、一日目がスタート。彼女はやはり大人しく、かなり緊張をしている様子でした。一日目は二人の距離を縮ませることが目的だったので、勉強はせずお互いの自己紹介。こんなかわいい女の子なら何人でも教えられるな~と思っていたのですが、その後彼女にかなりてこずることに。

わがままなお嬢様に怒り爆発
彼女は勉強が苦手なようでした。自分が勉強が出来ないことを分かると物にあたることで発散していました。両親は彼女のことがかわいくて仕方がない様子で、暴れてもあまりしかることもなし。彼女が投げた本が私の頭に命中した時、彼女は声をあげて笑ったのです。その時私の我慢が限界に。彼女を正座させ、かなりきつく叱りました。今まで経験がないくらい本気で叱ったので、自然に涙が出ていました。彼女も泣いていましたが、私の顔があまりに怖かったからだと後で判明。しかしこの事件が合ったことで彼女は私に逆らうことがなくなり、勉強が出来ないことを受け入れ真剣に向き合うようになってくれました。しかし、やはり小学校低学年ですから集中力は長く続きません。彼女が少しでも楽しく勉強できるようにかわいいノートを使ったり、かわいいキャラクターを書いてあげたり試行錯誤を繰り返しましたね。そのため今でもポケモンのキャラクターはかなり上手く書けますよ。結局彼女とはその後10年間家庭教師として教えることに。1週間に2回通って彼女を教えていたので、彼女が大学に入学した時には自分のことのように嬉しかったと同時に寂しさも感じましたね。

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ライタープロフィール

けみさん/女性/年齢:40代/岡山県在住/子供二人の母、大学時代に塾講師を経験そのまま就職するが、公務員試験に挑戦。地方公務員となるが二人目を妊娠し退職。大学時代にアルバイトをしていた塾で再び塾講師に。