- ホステス体験記
- ホステスの心遣い、会話術、困った人のかわしかたなどホステスの体験記を紹介。
はじめたきっかけ
2011/08/09
生活のためとはいえ、結果オーライ
初めてホステスとして働き出したのは19歳でした。高校を卒業し、実家から遠い町で一人暮らしをしながら、昼間の仕事をしました。が、どうも私の性に合わず、興味のある分野に飛び込むことに・・・。が、それもまた私の性に合わなかったのです。さてどうしよう?困りました。とにかく生活のため、大至急違う仕事を探そうと、アルバイト情報誌を買い、目に飛び込んできたのがホステスの文字。よくありがちな「楽しく働きながら高収入」「スタッフみんな仲良し」など、そんなことが大々的に書かれていたことを記憶しています。
すぐさま面接に向かいました。
若さバカさと言いましょうか、何も不安がることもなく1人その事務所の扉を叩き、あれよあれよでスタッフの一員として働き出したのです。
これがまた、とても楽しく「タダでお酒を飲んで笑って喋って、こんないい仕事はない!」と思ってしまった私。いつかは自分でお店を持ちたいと考えた矢先、妊娠が発覚。できちゃった結婚を機に引退。
そして今から約5年前。離婚を機にホステスを再開。離婚が決まる前、夫婦間の修復は無理だと判断した私が、まず一番先に思ったのが「またホステスとして働こう」ということ。これには迷いが一切ありませんでした。
まだ小学生だった子供たちに話すと、「協力するから頑張って」と言ってくれたのです。彼らの後押しもあり、仕事がありそうな土地に引っ越しました。
知人の紹介でホステスとして勤め、今は2軒のスナックで働きました。そしてつい最近、昔の夢であった自分のお店を持ち、まだまだ経営者として慣れていないのでバタバタしていますが、毎日充実しています。
最初にはじめたきっかけは生活のため。次にはじめたきっかけも結局は生活のため。だけど、その先につながる未来の変化はめまぐるしくも、素晴らしいものでした。なるべくしてなったのだと今は思います。
今まで以上に大変なことがあると思うけれど、ステップアップの時期なんだと思うと、やはり楽しくて仕方がない今日この頃です。
- ホステス体験記/はじめたきっかけ
- ホステス体験記/ホステスの「仕草と心遣い」
- ホステスの「初対面から以後につなげる会話術」
- ホステスから「喜ばれるお客様とは」
- ド素人からホステスへ〜棘の道へようこそ
- 困った人のかわしかた
- これからホステスを目指す女性へ
アールさん/女性/年齢:30代/北海道函館市在住/中学生の男の子2人をもつシングルマザーです。ホステスとして働いていますが、空いた時間は趣味のオークションで出品作業。好きなことは読書と音楽・映画鑑賞。ただ、今はちょっとその時間が取れないのが残念。食べて飲んで寝ることが今の楽しみで、それがストレス解消にも。それでも疲れが著しい時は、椎名林檎さんのCDやDVDで英気を養います。