- 旦那様は韓国人
- 韓国人の旦那様と国際結婚したはなオンマさんの面白い話を紹介します。
日韓バイリンガル教育
2013/05/26
国際結婚で子供が生まれると心配になるのが「言葉の問題」です。
子供は何ヶ国語でも簡単に習得できるから大丈夫、という楽観的な見方から、どの言葉も中途半端にしかできない子供に育ってしまう、という悲観的な見方まで、バイリンガルの教育には色んな見方があります。
我が家でも子供達の言葉の問題への関心と心配は大きなものです。
子供が生まれる前に私たち夫婦が決めておいたことがあります。それは、まずは「日本語」と「韓国語」をきちんとできるようにすることです。おじいちゃん、おばあちゃんときちんとコミュニケーションをとって欲しいという想いと、自分たちのルーツを大事にしてほしいという想いからです。
そして、事前に決めたルールは、子供には私たちはそれぞれがそれぞれの母語で話しかけるということでした。
実際にそのように育ててみて、娘は現在5歳ですが、日本語と韓国語の両方を器用に使い分けて話します。
ただ、子供が最初に習得するのは母親の言語であると思います。現在2歳の息子はほとんど日本語しか話せません。娘も最初はそうでした。韓国語が出てくるようになったのは、韓国系の幼稚園に行き始めてからでした。
幼稚園は一日のほとんどを過ごしますから、通い始めて半年が経つ頃には、パパとは韓国語、ママとは日本語、という風に使い分けるようになりました。
ですが、親として、子供がバイリンガルに育つことは、想像以上に大変だということを実感しています。親も大変ですが、子供はもっと大変なのです。2カ国語を維持することは子供にとってはなかなか大変なことで、言葉の発達は母語のみを話す子供に比べて遅く、言葉の遅さが精神的にも発達を遅くしていると感じます。
これから小学校にも進んで、そこで本格的に韓国の教育を受けるようになれば、日本語を伸ばす努力を今以上にしなければいけなくなることでしょう。今でも、覚えていたはずの日本語を忘れてしまうことがあります。そんな時、母親としては少しがっかりしてしまったりもしますが、長期的に子供達の言葉が伸びるようにサポートしていかなければならないな、と思っています。
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はなオンマさん/女性/年齢:30代/中国北京在住/中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中。もはや自分が何人か分からなくなってきている今日この頃。楽しくなれる記事を書いていきたいです。