- 旦那様は韓国人
- 韓国人の旦那様と国際結婚したはなオンマさんの面白い話を紹介します。
韓国で『お嫁に行くということ』
2013/04/15
私にとって、韓国で結婚式を挙げるということは、想像以上にカルチャーショックの連続でした。ショックを受け過ぎて、結婚式の当日は逃げ出そうとしていたくらいです(笑)。
結婚の準備をするとき、私は韓国で「お嫁に行く」ということをあまり理解していませんでした。お隣の国だし、夫と結婚について話をしていても大きな文化の違いも感じていなかったので、日本と大した差がないと思っていました。
そして、結婚の費用は最低限に抑えたいと思っていたので、日本式に結納をしたいとも言いませんでしたし、豪華な結婚式も望んでいませんでした。
そんな私に夫の両親は、親戚に配る贈り物と、義父と義弟のスーツ、義母と祖母のチマチョゴリを贈り物にするようにと言うのです。
正直、当時は女側がどうしてそれを準備しなければいけないか理解に苦しみました。親戚への贈り物はまだしも、スーツやチマチョゴリを欲しがる気持ちが分かりませんでした。韓国では、新しい服を贈るのは、「これを着て結婚式に是非来てくださいね」という意味があるそうですが、夫側からうちの家には何もしないと言うので心の中では「自分で買えばいいのに」って思ってました(笑)
韓国では日本と比べて、結婚すると、「女が男の家に入る」という意識が強いです。そして嫁の立場も低いように感じます。
日本では「男が女に来てもらう」という意識が強いのか、結納をして、男の側から結納金を渡したりします。しかし、韓国では、男の家に受け入れてもらう為に、女の方から男の方へ贈り物をするのが一般的です。結婚後に男性側の家でつらく当たられないように、という気持ちからのようです。
また、親戚づきあいも日本人に比べて広く、濃い付き合いをします。例えば、夫のおじいちゃんの弟の家とも付き合いがしっかりとあるくらいです。
最初は理解に苦しむことばかりでしたが、今では嫁としての私に、夫の家族はみんなよくしてくれます。家族の絆が強い韓国だからこその家族愛だと思って幸せに感じています。
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はなオンマさん/女性/年齢:30代/中国北京在住/中国在住9年目、夫は韓国人で2人の子供の育児中。もはや自分が何人か分からなくなってきている今日この頃。楽しくなれる記事を書いていきたいです。