英語教材体験記
英語教材を使用してみてよかった所、イマイチな所、使用して思うことを紹介します。

もっと手軽に英文法をマスター:最強の英文法

2013/07/05

どのような教材か
最強の英文法
英語学習の中で苦手とする人が多いのが英文法です。文法と聞くと英語のみならず日本語やその他の言語でも地味でなかなか学習意欲がわかないものだと思います。しかし英文法を正しく理解しておくことは英語のリーディング、リスニング、会話、全てにおいて必要なことです。

学習しにくい英文法をどのように勉強していけば良いか。今回はスマートフォンアプリケーション(以下、スマホアプリ)を1つ紹介します。そのアプリは「最強の英文法200 TOEIC/TOEFL」です。これは英会話学校が監修、提供しているものでその名の通りTOEIC、TOEFLのテスト対策向けに作られたスマホアプリです。使用するには350円で購入が必要です。このアプリの内容はTOEICやTOEFLでよく出題される英文法をこれらのテストと同じ選択式で出題するというもので「予行演習」編では収録されている200問の中からランダムに100問出題され、「一問一答」編では200問が出題されます。予行演習編ではタイマーも付いていて時間を計りながら問題に取り組めるようになっています。一問一答編ではEXERCISE1〜10までありそれぞれ20問ずつ問題が収録されています。問題の内容は文中から誤っている箇所を選択肢の中から選ぶとういものです。

私はこのアプリTOEIC試験を想定しながら時間を意識して問題を解きます。ですからタイマー付きの予行演習編をよく使います。英文法に関するスマホアプリは他にもありますが、この最強の英文法は問題の質が良く実践に即していますしレベルも初級から上級までを幅広くカバーしています。英文法は参考書などで単元毎に学習するというやり方もありますが、まずは実践から入ってその都度文法事項を確認していくというやり方だとランダムに手っ取り早く文法を学習することができます。

良かった所
最強の英文法200の最も良い点は詳しい解説がひとつひとつ付いているところです。出題される問題自体が時制、不定詞・動名詞、仮定法、前置詞など文法事項を広く網羅している上に解説も丁寧なのでこのアプリの問題を繰り返し演習していれば文法力はかなりアップします。また解説ページには「要チェック」ボタンが付いていてこれを押すと「要チェック」ページにその問題と解説がストックされます。この機能を使うことで覚えておきたい文法をチェックして見たいときにすぐ見れるので便利です。演習で間違った問題も自動的に「間違えた問題」ページに記録されますので自分の弱点が何かを知ることもできるのです。さらにマイページには「正誤分析結果」を表示するページがあり一問一答のEXERCISEの正誤分析結果がレーダーチャートでグラフ化されます。それによって自分の得意分野と苦手分野をすぐに知ることができるので今後どの文法項目が課題になるかを意識して学習することが可能です。こうした機能がこのアプリが多くの英語学習者から支持されている理由のひとつだと思います。

イマイチな所
アプリについての改善点を挙げるとすれば難易度の高い単語や熟語は解説ページに意味を載せておいてもらえるとより使いやすいというところです。または辞書機能付きで例えば単語を長押しするとブラウザで辞書が開いて自分で意味を調べられるというようになればその場ですぐ分からない英単語の確認もできて理解が深まると思います。それから英語初級の方の視点で見ると問題に出てくる英文の和訳があると安心かもしれません。英文に慣れるまでは正しい日本語訳とセットの方が文章の意味を確認できて良いと思います。

使用してみて思うこと
最強の英文法200はTOEIC, TOEFLのスコアを短期間に確実にアップさせたい人や問題形式で実践をふまえながら英文法を学習したい人に最適のスマホアプリであると言えます。問題と解説の質の高さはもちろんのこと、チェック機能やグラフ機能などが付いていることで学習の手助けにもなり紙やペンを用意しなくてもスマートフォンさえあればいつでもどこでも学習できます。もっとも文法事項をより深く学習するためにはこのアプリの問題と解説をもとに自分で参考書などを使って勉強することも必要です。その最初のステップとして手軽に利用できるこのアプリで英文法チェックをしてみると良いでしょう。毎日問題演習を繰り返しているとスピーディーかつ正確に英文法を理解できるようになることは間違いありません。

関連記事
ライタープロフィール

ビッキーさん/女性/年齢:20代/千葉県在住、TOEIC 915点(リスニング満点取得)。旅行と食べ歩きが趣味のアラサー女性です。日頃はカロリー控えめのヘルシーな料理作りに励んでいます。